エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

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ネーム サービス スイッチ テーブルの設定

ONTAPがローカルまたは外部のネーム サービスに問い合わせてホスト、ユーザー、グループ、ネットグループ、またはネーム マッピングの情報を取得できるようにするには、ネーム サービス スイッチ テーブルを正しく設定する必要があります。

要件

環境に応じて、ホスト、ユーザー、グループ、ネットグループ、またはネームマッピングに使用するネームサービスを決定しておく必要があります。

ネットグループの使用を計画する場合、ネットグループ内に指定されているすべてのIPv6アドレスは、RFC 5952での指定どおりに短縮および圧縮されている必要があります。

タスク概要

使用されていない情報ソースは含めないでください。たとえば、NISが使用されていない環境では、-sources nis オプションを指定しないでください。

手順
  1. ネーム サービス スイッチ テーブルに必要なエントリを追加します。

    vserver services name-service ns-switch create -vserver vserver_name -database database_name -sources source_names

  2. ネーム サービス スイッチ テーブルに想定されるエントリが適切な順序で格納されていることを確認します。

    vserver services name-service ns-switch show -vserver vserver_name

    修正を加える場合は、vserver services name-service ns-switch modify コマンドまたは vserver services name-service ns-switch delete コマンドを使用する必要があります。

次の例では、SVM vs1がローカル ネットグループ ファイルを使用し、外部NISサーバーがネットグループ情報を順序どおりに検索するように、ネーム サービス スイッチ テーブルに新しいエントリを作成します。

cluster::> vserver services name-service ns-switch create -vserver vs1 -database netgroup -sources files,nis
終了後の操作
  • データ アクセスを提供するには、SVM用に指定したネーム サービスを設定する必要があります。

  • SVM用のネーム サービスを削除する場合は、ネーム サービス スイッチ テーブルからも削除する必要があります。

    ネーム サービス スイッチ テーブルからネーム サービスを削除しない場合は、ストレージ システムへのクライアント アクセスが想定どおりに機能しない時があります。

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