エフサステクノロジーズ株式会社

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ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

セキュリティ トレース フィルターの変更

トレースされたアクセス イベントを特定する際に使用するオプションのフィルター パラメーターを変更するには、既存のセキュリティ トレース フィルターを変更します。

タスク概要

変更するセキュリティ トレース フィルターを特定するには、フィルターを適用したStorage Virtual Machine(SVM)の名前とフィルターのインデックス番号を指定します。オプションのフィルター パラメーターはすべて変更できます。

手順
  1. セキュリティ トレース フィルターを変更します。

    vserver security trace filter modify -vserver vserver_name -index index_numberfilter_parameters

    • vserver_name は、セキュリティ トレース フィルターを適用するSVMの名前です。

    • index_number は、フィルターに適用するインデックス番号です。このパラメーターに指定できる値は1~10です。

    • filter_parameters は、オプションのフィルター パラメーターのリストです。

  2. セキュリティ トレース フィルターのエントリを確認します。

    vserver security trace filter show -vserver vserver_name -index index_number

以下に示すコマンドでは、インデックス番号1のセキュリティ トレース フィルターを変更します。このフィルターでは、各IPアドレスから共有パス \\server\share1\dir1\dir2\file.txt のファイルにアクセスする各ユーザーのイベントをトレースします。このフィルターは、 -path オプションに完全パスを使用します。許可イベントと拒否イベントをトレースします。

cluster1::> vserver security trace filter modify -vserver vs1 -index 1 -path /dir1/dir2/file.txt -trace-allow yes

cluster1::> vserver security trace filter show -vserver vs1 -index 1
                                 Vserver: vs1
                            Filter Index: 1
              Client IP Address to Match: -
                                    Path: /dir1/dir2/file.txt
                       Windows User Name: -
                          UNIX User Name: -
                      Trace Allow Events: yes
                          Filter Enabled: enabled
               Minutes Filter is Enabled: 60
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