FCライセンス（ONTAP ONEに含まれています）が必要です。また、そのライセンスを有効にする必要があります。FCライセンスが有効になっていない場合、LIFとSVMはオンラインとして表示されますが、動作ステータスはdownになります。LIFとSVMを動作状態にするには、FCサービスを有効にする必要があります。イニシエータをホストするには、SVM内のすべてのFC LIFで単一イニシエータゾーニングを使用する必要があります。

タスク概要

富士通では、FCプロトコルを使用してデータを提供する各SVMで、ノードごとに少なくとも1つのFC LIFをサポートします。 2つのファブリックとノードごとに2つのLIFを使用し、各ファブリックにそれぞれのノードから1つのLIFを接続する必要があります。これにより、ノードレイヤーとファブリックで冗長性が確保されます。

ONTAP System Manager

ONTAP System Manager（9.7以降）で、iSCSI用のStorage VMを設定します。

新しいStorage VMでFCを設定する場合	既存のStorage VMでFCを設定する場合
ONTAP System Managerで、[ストレージ] > [Storage VM]をクリックし、[追加]をクリックします。 Storage VMの名前を入力します。 [アクセスプロトコル]で[FC]を選択します。 [有効化FC]をクリックします。 FCポートは自動的に割り当てられます。 [保存]をクリックします。	ONTAP System Managerで、[ストレージ] > [Storage VM]をクリックします。設定するStorage VMをクリックします。 [設定]タブをクリックし、FCプロトコルの横にあるをクリックします。 FCポートは自動的に割り当てられます。 [保存]をクリックします。

新しいStorage VMでFCを設定する場合

既存のStorage VMでFCを設定する場合

ONTAP System Managerで、[ストレージ] > [Storage VM]をクリックし、[追加]をクリックします。
Storage VMの名前を入力します。
[アクセスプロトコル]で[FC]を選択します。
[有効化FC]をクリックします。

FCポートは自動的に割り当てられます。
[保存]をクリックします。

ONTAP System Managerで、[ストレージ] > [Storage VM]をクリックします。
設定するStorage VMをクリックします。
[設定]タブをクリックし、FCプロトコルの横にあるをクリックします。

FCポートは自動的に割り当てられます。
[保存]をクリックします。

CLI

SVMのFCサービスを有効にします。

vserver fcp create -vserver vserver_name -status-admin up
FCを使用する各ノードに、SVM用に2つのLIFを作成します。
- ONTAP 9.7以降：
  
  network interface create -vserver vserver_name -lif lif_name -data-protocol fcp -service-policy default-data-fcp -home-node node_name -home-port port_name -address ip_address -netmask netmask -status-admin up
LIFが作成され、動作ステータスがonlineになっていることを確認します。

network interface show -vserver vserver_name lif_name