エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9

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SnapLockアグリゲートの作成

ボリュームの-snaplock-typeオプションを使用して、SnapLockボリューム タイプ(ComplianceまたはEnterprise)を指定します。ONTAP 9.10.1よりも前のリリースでは、SnapLockアグリゲートを別々に作成する必要があります。ONTAP 9.10.1以降では、SnapLockボリュームと非SnapLockボリュームを同じアグリゲートに配置できるため、ONTAP 9.10.1を使用している場合はSnapLockアグリゲートを別々に作成する必要はありません。

作業を開始する前に
  • このタスクを実行するには、クラスタ管理者である必要があります。

  • ノードにSnapLockライセンスがインストールされている必要があります。

  • ノードのComplianceClockを初期化しておく必要があります。

  • ドライブを「root」、「data1」、「data2」とパーティショニングしている場合、使用できるスペア ドライブを確保する必要があります。

アップグレード時の考慮事項

ONTAP 9.10.1にアップグレードすると、既存のSnapLockおよび非SnapLockアグリゲートがSnapLockボリュームと非SnapLockボリュームの両方をサポートするようにアップグレードされますが、既存のSnapLockボリュームの属性は自動的には更新されません。たとえば、data-compaction、cross-volume-dedupe、cross-volume-background-dedupeの各フィールドは変更されません。既存のアグリゲートに作成された新しいSnapLockボリュームには非SnapLockボリュームと同じデフォルト値が使用され、新しいボリュームとアグリゲートにはプラットフォームに応じて異なるデフォルト値が適用されます。

リバートに関する考慮事項

ONTAP 9.10.1よりも前のバージョンにリバートする必要がある場合は、すべてのSnapLock Complianceボリューム、SnapLock Enterpriseボリューム、およびSnapLockボリュームをそれぞれのSnapLockアグリゲートに移動する必要があります。

タスク概要
  • SyncMirrorオプションを指定してComplianceアグリゲートを作成することはできません。

  • ミラーされたComplianceアグリゲートをMetroCluster構成に作成できるのは、アグリゲートをSnapLock監査ログ ボリュームのホストとして使用する場合だけです。

    MetroCluster構成では、SnapLock Enterpriseは、ミラーされたアグリゲートとミラーされていないアグリゲートでサポートされます。SnapLock Complianceは、ミラーされていないアグリゲートでのみサポートされます。

手順
  1. SnapLockアグリゲートを作成します。

    storage aggregate create -aggregate aggregate_name -node node_name -diskcount number_of_disks -snaplock-type compliance|enterprise

    すべてのオプションの一覧については、コマンドのマニュアル ページを参照してください。

    次のコマンドは、3本のドライブで構成されるaggr1という名前のSnapLock Complianceアグリゲートをnode1に作成します。

    cluster1::> storage aggregate create -aggregate aggr1 -node node1 -diskcount 3 -snaplock-type compliance
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