ONTAP 9.13

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Webサービスの管理 - 概要

クラスタまたはStorage Virtual Machine(SVM)のWebサービスを有効または無効にしたり、Webサービスの設定を表示したり、あるロールのユーザーがWebサービスにアクセスできるかどうかを管理したりできます。

クラスタまたはSVMのWebサービスは次の方法で管理できます。

  • 特定のWebサービスを有効化または無効化する

  • Webサービスへのアクセスを暗号化されたHTTP(SSL)のみに限定するかどうかを指定する

  • Webサービスの可用性を表示する

  • あるロールのユーザーのWebサービスへのアクセスを許可する、または禁止する

  • Webサービスへのアクセスが許可されているロールを表示する

ユーザーがあるWebサービスへアクセスするには、次の条件をすべて満たしている必要があります。

  • 認証されたユーザーであること。

    たとえば、Webサービスからユーザー名およびパスワードの入力を求められた場合、ユーザーは有効なアカウントの情報を入力する必要があります。

  • ユーザーに正しいアクセス方法が設定されていること。

    該当するWebサービスの正しいアクセス方法が設定されたユーザーのみが正常に認証されます。ONTAP API Webサービス( ontapi )の場合は、ユーザーにアクセス方法として ontapi が設定されている必要があります。その他のすべてのWebサービスの場合、ユーザーにアクセス方法として http が設定されている必要があります。

    ユーザーのアクセス方法および認証方法を管理するには、 security login コマンドを使用します。

  • Webサービスがユーザーのアクセス制御ロールを許可するように設定されていること。

    ロールのWebサービスへのアクセスを制御するには、 vserver services web access コマンドを使用します。

ファイアウォールが有効になっている場合は、Webサービスに使用するLIFのファイアウォール ポリシーを設定して、HTTPまたはHTTPSを許可する必要があります。

Webサービス アクセスにHTTPSを使用する場合は、Webサービスを提供するクラスタまたはSVMのSSLを有効にし、そのクラスタまたはSVMのデジタル証明書を提供する必要もあります。

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