ONTAP 9.13

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ボリュームの重複排除の有効化

FlexVolで重複排除を有効にしてストレージ効率を向上させることができます。ポストプロセス重複排除はすべてのボリュームで、インライン重複排除はETERNUS AXまたはFlash Poolアグリゲート内のボリュームで有効にすることができます。

要件

FlexVolの場合、ボリュームおよびアグリゲート内に重複排除メタデータ用の十分な空きスペースがあることを確認しておく必要があります。重複排除メタデータ用にアグリゲートに必要な空きスペースはごくわずかで、アグリゲート内の重複排除されたすべてのFlexVolまたはデータ 構成の総物理データ量の3%に相当するスペースです。各FlexVolまたはデータ 構成には総物理データ量の4%に相当する空きスペースを確保する必要があるので、合計で7%必要になります。

ETERNUS AXシリーズでインライン重複排除がデフォルトで有効になります。

オプション
  • volume efficiency on コマンドを使用して、ポストプロセス重複排除を有効にします。

    次のコマンドは、ボリュームVolAでポストプロセス重複排除を有効にします。

    volume efficiency on -vserver vs1 -volume VolA

  • volume efficiency on コマンドを実行し、次に -inline-deduplication オプションを true に設定して volume efficiency modify コマンドを実行し、ポストプロセス重複排除とインライン重複排除の両方を有効にします。

    次のコマンドは、ボリュームVolAでポストプロセス重複排除とインライン重複排除の両方を有効にします。

    volume efficiency on -vserver vs1 -volume VolA

    volume efficiency modify -vserver vs1 -volume VolA -inline-dedupe true

  • volume efficiency on コマンドを実行し、次に -inline-deduplication オプションを true-policy オプションを inline-only に設定して volume efficiency modify コマンドを実行し、インライン重複排除だけを有効にします。

    次のコマンドは、ボリュームVolAでインライン重複排除だけを有効にします。

    volume efficiency on -vserver vs1 -volume VolA

    volume efficiency modify -vserver vs1 -volume VolA -policy inline-only -inline-dedupe true

終了後の操作

ボリューム効率化設定を表示して、設定が変更されたことを確認します。 volume efficiency show -instance

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