エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

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論理スペースの適用機能

論理スペースの適用機能が有効な場合、ONTAPはボリューム内の使用済み論理ブロック数をカウントすることで、使用可能な残りのスペースを算出します。ボリュームに使用可能なスペースがない場合、ENOSPC(スペース不足)エラー メッセージが返されます。

論理スペースの適用では、ボリュームがフルになったときやフルに近づいたときにユーザーに通知されます。論理スペースの適用から、ボリュームの使用可能スペースについて3種類のアラートが返されます。

  • Monitor.vol.full.inc.sav:このアラートは、ボリュームの論理スペースの使用率が98%に達するとトリガーされます。

  • Monitor.vol.nearFull.inc.sav:このアラートは、ボリュームの論理スペースの使用率が95%に達するとトリガーされます。

  • Vol.log.overalloc.inc.sav:このアラートは、ボリュームで使用される論理スペースがボリュームの合計サイズを超えるとトリガーされます。

    このアラートがトリガーされた場合、ボリュームにスペースを追加しても超過した論理ブロックによって使用されてしまうため、使用可能なスペースにならない可能性があります。

論理スペースの適用を使用するボリュームの合計論理スペースは、プロビジョニング スペースからそのボリュームのSnapshotリザーブを差し引いた容量と同じになるはずです。

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