エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9.14

to English version

NASパスのフェイルオーバー

NAS LIFは、現在のポートでリンク障害が発生すると、稼働しているネットワーク ポートに自動的に移行します。この移行先のポートはLIFのフェイルオーバー グループのメンバーでなければなりません。フェイルオーバー グループ ポリシーを使用して、データLIFのフェイルオーバー先をデータとそのHAパートナーを所有するノード上のポートに絞り込むことができます。

管理を容易にするため、ONTAPではネットワーク アーキテクチャー内のブロードキャスト ドメインごとにフェイルオーバー グループが作成されます。ブロードキャスト ドメインは、同じレイヤー2ネットワークに属するネットワーク ポートをグループ化したものです。VLANを使用している場合、たとえば部門(エンジニアリング、マーケティング、財務など)ごとにトラフィックを分離するには、それぞれのVLANで別々のブロードキャスト ドメインを定義します。ブロードキャスト ドメインに関連付けられたフェイルオーバー グループは、ブロードキャスト ドメインのポートを追加または削除するたびに自動的に更新されます。

ほとんどの場合、フェイルオーバー グループを最新の状態に保つために、ブロードキャスト ドメインを使用してフェイルオーバー グループを定義することが推奨されます。ただし、ブロードキャスト ドメインに関連付けずにフェイルオーバー グループを定義することもできます。たとえば、ブロードキャスト ドメインに定義されたポートの一部にのみLIFをフェイルオーバーするように設定する場合などです。

Diagram of LIF migration after link failure on a port.

サブネット

サブネットとは、ブロードキャスト ドメイン内のIPアドレスのブロックを予約したものです。これらのアドレスは同じレイヤー3ネットワークに属し、LIFの作成時にブロードキャスト ドメイン内のポートに割り当てられます。LIFアドレスを定義する場合、IPアドレスとネットワーク マスクを指定するよりもサブネット名を指定した方が一般に簡単で間違いも少なくなります。

Top of Page