エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

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nullユーザーへのファイルシステム共有へのアクセス権の付与

nullセッション クライアントによるストレージ システム リソースへのアクセスを許可するには、nullセッション クライアントにグループを割り当てて、nullセッション クライアントのIPアドレスを記録し、ストレージ システム上の、nullセッションを使用したデータ アクセスを許可するクライアント リストにそのIPアドレスを追加します。

手順
  1. vserver name-mapping create コマンドにIP修飾子を指定して、有効なWindowsユーザーにnullユーザーをマッピングします。

    次のコマンドは、有効なホスト名google.comでuser1にnullユーザーをマッピングします。

    vserver name-mapping create –direction win-unix  -position 1 –pattern “ANONYMOUS LOGON” –replacement user1 – hostname google.com

    次のコマンドは、有効なIPアドレス10.238.2.54/32でuser1にnullユーザーをマッピングします。

    vserver name-mapping create –direction win-unix  -position 2 –pattern “ANONYMOUS LOGON” –replacement user1 –address 10.238.2.54/32
  2. vserver name-mapping show コマンドを使用して、ネーム マッピングを確認します。

    vserver name-mapping show
    
    Vserver:   vs1
    Direction: win-unix
    Position Hostname         IP Address/Mask
    -------- --------         ----------------
    1       -                 10.72.40.83/32      Pattern: anonymous logon
                                              Replacement: user1
  3. vserver cifs options modify –win-name-for-null-user コマンドを使用して、nullユーザーにWindowsメンバーシップを割り当てます。

    このオプションは、nullユーザーに有効なネーム マッピングが設定されている場合にのみ使用できます。

    vserver cifs options modify -win-name-for-null-user user1
  4. vserver cifs options show コマンドを使用して、nullユーザーのWindowsユーザーまたはグループへのマッピングを確認します。

    vserver cifs options show
    
    Vserver :vs1
    
    Map Null User to Windows User of Group: user1
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