ONTAP 9.13

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健全性アラートがAutoSupportメッセージとイベントをトリガーする仕組み

システム健全性アラートは、AutoSupportメッセージおよびEvent Management System(EMS;イベント管理システム)のイベントをトリガーします。これにより、健全性監視システムを直接使用する方法に加えて、AutoSupportメッセージとEMSを使用してシステムの健全性を監視することができます。

システムは、アラートから5分以内にAutoSupportメッセージを送信します。AutoSupportメッセージには、前回のAutoSupportメッセージ以降に生成されたすべてのアラートが含まれます。ただし、対象のリソースおよび考えられる原因が同じである前週のアラートと重複するアラートは除外されます。

アラートによってはAutoSupportメッセージがトリガーされない場合があります。アラートの健全性ポリシーでAutoSupportメッセージの送信が無効になっている場合は、アラートが発生してもAutoSupportメッセージはトリガーされません。たとえば、問題の発生時にAutoSupportからすでにメッセージが生成されているという理由で、健全性ポリシーによりデフォルトでAutoSupportメッセージを無効にすることもできます。AutoSupportメッセージをトリガーしないようにポリシーを設定するには、 system health policy definition modify コマンドを使用します。

system health autosupport trigger history show コマンドを使用すると、前週に送信されたアラートトリガー型のAutoSupportメッセージをすべて表示できます。

アラートは、EMSに対するイベントの生成もトリガーします。イベントは、アラートが作成されるたび、またアラートがクリアされるたびに生成されます。

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