ONTAP 9.13

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Windowsの[セキュリティ]タブを使用したUNIX権限の管理

SVMでmixedセキュリティ形式のボリュームまたはqtree内にあるファイルまたはフォルダーのUNIXアクセス権を操作する場合は、Windowsクライアントの[セキュリティ]タブを使用します。または、Windows ACLを照会または設定できるアプリケーションを使用できます。

  • UNIXアクセス権の変更

    Windowsの[セキュリティ]タブで、mixedセキュリティ形式のボリュームまたはqtreeのUNIXアクセス権を表示および変更することができます。Windowsのメインの[セキュリティ]タブを使用してUNIXアクセス権を変更する場合は、変更を行う前にまず、編集する既存のACEを削除する必要があります(これによりモード ビットが0に設定されます)。また、高度なエディターを使用してアクセス権を変更することもできます。

    モードのアクセス権を使用している場合は、リストされたUID、GID、およびその他(コンピューターにアカウントを持つその他すべてのユーザー)のモード アクセス権を直接変更できます。たとえば、表示されたUIDにr-xのアクセス権が設定されている場合、このUIDのアクセス権をrwxに変更できます。

  • UNIXアクセス権からNTFSアクセス権への変更

    Windowsの[セキュリティ]タブを使用して、ファイルおよびフォルダーがUNIX対応のセキュリティ形式で設定されているmixedセキュリティ形式のボリュームまたはqtree上の場合であれば、UNIXのセキュリティ オブジェクトをWindowsのセキュリティ オブジェクトで置き換えることができます。

    その場合は、適切なWindowsのユーザーおよびグループのオブジェクトで置き換える前に、リストされているUNIXアクセス権のすべてのエントリをまず削除する必要があります。次に、WindowsのユーザーおよびグループのオブジェクトにNTFSベースのACLを設定します。すべてのUNIXセキュリティ オブジェクトを削除し、Windowsのユーザーおよびグループのみをmixedセキュリティ形式のボリュームまたはqtree上のファイルまたはフォルダーに追加すると、ファイルまたはフォルダーのセキュリティ形式がUNIXからNTFSへ変換されます。

    フォルダーへのアクセス権を変更する際には、Windowsのデフォルトの動作により、フォルダーの配下のすべてのフォルダーとファイルにもアクセス権の変更が反映されます。したがって、セキュリティ形式の変更をすべての子フォルダー、サブフォルダー、およびファイルに反映したくない場合は、反映する範囲を希望の範囲に変更する必要があります。

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