ONTAP 9.13

to English version

ONTAPからのSPの管理用コマンド

ONTAPには、SPネットワーク設定、SPファームウェア イメージ、SPへのSSHアクセス、一般的なSPの管理など、SPを管理するためのコマンドが用意されています。

SPネットワーク設定の管理用コマンド

状況 実行するONTAPコマンド

SPの自動ネットワーク設定を有効にして、指定されたサブネットのIPv4またはIPv6アドレス ファミリーを使用する

system service-processor network auto-configuration enable

指定されたサブネットのIPv4またはIPv6アドレス ファミリーを使用する、SPの自動ネットワーク設定を無効にする

system service-processor network auto-configuration disable

SPの自動ネットワーク設定を表示する

system service-processor network auto-configuration show

ノードのSPネットワークに対して、次の項目を手動で設定する

  • IPアドレス ファミリー(IPv4またはIPv6)

  • 指定したIPアドレス ファミリーのネットワーク インターフェイスを有効にするかどうか

  • IPv4を使用している場合、DHCPサーバーからのネットワーク設定と、指定のネットワーク アドレスのどちらを使用するか

  • SPのパブリックIPアドレス

  • SPのネットマスク(IPv4を使用している場合)

  • SPのサブネット マスクのネットワーク プレフィックス長(IPv6を使用している場合)

  • SPのゲートウェイIPアドレス

system service-processor network modify

次のようなSPネットワーク設定を表示する

  • 設定されているアドレス ファミリー(IPv4またはIPv6)、およびそれが有効かどうか

  • リモート管理デバイスのタイプ

  • 現在のSPのステータスとリンクのステータス

  • ネットワーク設定(IPアドレス、MACアドレス、ネットマスク、サブネット マスクのプレフィックス長、ルーターが割り当てたIPアドレス、リンクのローカルIPアドレス、ゲートウェイIPアドレスなど)

  • 前回SPが更新された時刻

  • SPの自動設定に使用されるサブネットの名前

  • ルーターが割り当てたIPv6 IPアドレスが有効かどうか

  • SPネットワークのセットアップ ステータス

  • SPネットワークのセットアップ エラーの原因

system service-processor network show

SPネットワークの詳細をすべて表示するには、-instance パラメーターを指定します。

次のSP APIサービス設定を変更する

  • SP APIサービスで使用されるポートの変更

  • SP APIサービスの有効化または無効化

system service-processor api-service modify

(advanced権限レベル)

SP APIサービス設定を表示する

system service-processor api-service show

(advanced権限レベル)

SP APIサービスの内部通信に使用されるSSL証明書およびSSH証明書の更新

  • ONTAP 9.7以降:system service-processor api-service renew-internal-certificates

    (advanced権限レベル)

SPファームウェア イメージの管理用コマンド

状況 実行するONTAPコマンド

現在インストールされているSPファームウェア イメージの次の詳細を表示する

  • リモート管理デバイスのタイプ

  • SPがブートされるイメージ(primaryまたはbackup)とそのステータス、およびファームウェア バージョン

  • ファームウェアの自動更新が有効かどうか、および最新の更新ステータス

system service-processor image show

-is-current パラメーターは、インストールされているファームウェアのバージョンが最新かどうかではなく、SPが現在ブートされているイメージ(primaryまたはbackup)を示します。

SPの自動ファームウェア更新を有効または無効にする

system service-processor image modify

デフォルトでは、SPファームウェアは、ONTAPの更新時、またはSPファームウェアの新しいバージョンを手動でダウンロードしたときに、自動で更新されます。自動更新を無効にすると、ONTAPのイメージとSPファームウェアのイメージが、最適ではないまたは条件を満たしていない組み合わせになる場合があるため、無効にしないことを推奨します。

ノードにSPファームウェア イメージを手動でダウンロードする

system node image get

system node image コマンドを実行する前に、権限レベルをadvancedに設定する必要があります(set -privilege advanced)。続行するかどうかを尋ねられたら、「y」 と入力します。

SPファームウェア イメージはONTAPに同梱されています。ONTAPに同梱されているSPファームウェアとは異なるバージョンを使用する場合を除き、SPファームウェアを手動でダウンロードする必要はありません。

ONTAPからトリガーされた最新のSPファームウェア更新に関し、以下を含むステータスを表示する

  • 最新のSPファームウェア更新の開始時刻と終了時刻

  • 更新が進行中かどうか、および進行状況(%)

system service-processor image update-progress show

SPへのSSHアクセスの管理用コマンド

状況 実行するONTAPコマンド

指定したIPアドレスにのみSPへのアクセス権を付与する

system service-processor ssh add-allowed-addresses

指定したIPアドレスにSPへのアクセスを禁止する

system service-processor ssh remove-allowed-addresses

SPにアクセスできるIPアドレスを表示する

system service-processor ssh show

一般的なSP管理コマンド

状況 実行するONTAPコマンド

次のようなSPの一般情報を表示する

  • リモート管理デバイスのタイプ

  • 現在のSPのステータス

  • SPネットワークが設定されているかどうか

  • パブリックIPアドレスやMACアドレスなどのネットワーク情報

  • SPファームウェアのバージョンとIntelligent Platform Management Interface(IPMI)のバージョン

  • SPファームウェアの自動更新が有効かどうか

system service-processor show SPの情報をすべて表示するには、-instance パラメーターを指定します。

ノードでSPをリブートする

system service-processor reboot-sp

指定したノードから収集されたSPログ ファイルを含むAutoSupportメッセージを生成して送信する

system node autosupport invoke-splog

クラスタ内で収集されたSPログ ファイルの割り当てマップを表示する(収集する各ノードに格納されているSPログ ファイルのシーケンス番号を含む)

system service-processor log show-allocations

Top of Page