エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

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クォータの適用方法

クォータの適用方法を理解すると、クォータを設定し、適切な制限を指定できます。

クォータが有効なFlexVol内でファイルの作成またはファイルへのデータの書き込みを試行されると、処理が続行される前にクォータ制限がチェックされます。その処理によってドライブ制限またはファイル制限を超える場合、その処理は実行されません。

クォータ制限は次の順序でチェックされます。

  1. そのqtreeのツリークォータ(ファイルの作成または書き込みがqtree0に対して行われる場合、このチェックは行われません)

  2. ボリューム上のファイルを所有しているユーザーのユーザークォータ

  3. ボリューム上のファイルを所有しているグループのグループクォータ

  4. そのqtreeのファイルを所有しているユーザーのユーザークォータ(ファイルの作成または書き込みがqtree0に対して行われる場合、このチェックは行われません)

  5. そのqtreeのファイルを所有しているグループのグループクォータ(ファイルの作成または書き込みがqtree0に対して行われる場合、このチェックは行われません)

最も上限の低いクォータが、最初に超過するクォータとはかぎりません。たとえば、ボリュームvol1のユーザークォータが100GBでボリュームvol1に含まれるqtree q2のユーザークォータが20GBの場合に、ユーザーがすでに80GBを超えるデータをボリュームvol1に(ただしqtree q2以外)書き込んでいる場合、ボリュームの制限を最初に超過する可能性があります。

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