ONTAP 9.13

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同期通知および非同期通知とは

FPolicyでは、FPolicyインターフェイスを介して外部FPolicyサーバーに通知を送信します。通知の送信方法には同期モードと非同期モードの2種類があり、通知モードによって、FPolicyサーバーへの通知送信後のONTAPの動作が決まります。

  • 非同期通知

    非同期通知では、ノードはFPolicyサーバーからの応答を待たずに処理を続行するため、システムの全体的なスループットが向上します。このタイプの通知は、その評価結果に基づいてFPolicyサーバーで処理を行う必要がないアプリケーションに適しています。たとえば、Storage Virtual Machine(SVM)管理者がファイル アクセスのアクティビティを監視および監査する場合などに使用します。

    非同期モードで動作しているFPolicyサーバーでネットワーク停止が発生した場合、停止中に生成されたFPolicy通知がストレージ ノードに保存されます。FPolicyサーバーがオンラインに戻ると、保存されている通知が呼び出され、ストレージ ノードから取得できます。停止中に通知を保存できる時間は、最大10分に設定できます。

  • 同期通知

    同期モードで実行するように設定した場合は、すべての通知についてFPolicyサーバーからの確認応答を受け取るまで、クライアントは処理を続行できません。このタイプの通知は、その評価結果に基づいて処理を行う必要がある場合に適しています。たとえば、SVM管理者が要求を許可するかどうかを外部FPolicyサーバーで指定された条件に基づいて判断する場合などに使用します。

同期アプリケーションおよび非同期アプリケーション

FPolicyアプリケーションにはさまざまな用途があり、非同期と同期の両方に対応しています。

非同期アプリケーションとは、ファイルまたはフォルダーへのアクセスやStorage Virtual Machine(SVM)のデータが外部FPolicyサーバーによって変更されないアプリケーションです。次に例を示します。

  • ファイル アクセスと監査ログ

  • ストレージ リソースの管理

同期アプリケーションとは、データ アクセスやデータが外部FPolicyサーバーによって変更されるアプリケーションです。次に例を示します。

  • クォータの管理

  • ファイル アクセス ブロッキング

  • ファイルのアーカイブと階層型ストレージ管理

  • 暗号化サービスと復号化サービス

  • 圧縮サービスと展開サービス

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