ONTAP 9.13

to English version

NFSv3とNFSv4のTCP最大転送サイズの変更

NFSv3およびNFSv4.xプロトコルを使用するTCP接続の最大転送サイズを設定するには、-tcp-max-xfer-size オプションを変更します。

タスク概要

このオプションはStorage Virtual Machine(SVM)ごとに変更できます。

v3-tcp-max-read-size オプションと v3-tcp-max-write-size オプションが廃止されています。代わりに -tcp-max-xfer-size オプションを使用する必要があります。

手順
  1. 権限レベルをadvancedに設定します。

    set -privilege advanced

  2. 次のいずれかを実行します。

    実行する処理 入力するコマンド

    NFSv3またはNFSv4のTCP最大転送サイズを変更する

    vserver nfs modify -vserver vserver_name -tcp-max-xfer-size integer_max_xfer_size

    オプション 範囲 デフォルト値

    -tcp-max-xfer-size

    8,192~1,048,576バイト

    65,536バイト

    最大転送サイズには、4KB(4,096バイト)の倍数を入力する必要があります。要求が要件を満たしていない場合は、パフォーマンスが低下します。

  3. vserver nfs show -fields tcp-max-xfer-size コマンドを使用して変更を確認します。

  4. 静的マウントを使用しているクライアントがある場合、変更したパラメーターのサイズを有効にするには、いったんアンマウントしてから再度マウントします。

次のコマンドは、vs1というSVMでNFSv3とNFSv4.xのTCP最大転送サイズを1,048,576バイトに設定します。

vs1::> vserver nfs modify -vserver vs1 -tcp-max-xfer-size 1048576
Top of Page