エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9.14

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All SAN Array 構成の制限とサポート

All SAN Array(ASA)構成の制限とサポートは、ONTAPのバージョンによって異なります。

SANプロトコルとクラスタあたりのノード数

次の表は、ASAでサポートされるSANプロトコルとクラスタあたりのノード数をまとめたものです。

これ以降のONTAPバージョン

サポートされる構成

クラスタあたりの最大ノード数

9.12.1以降

  • NVMe(4ノードのMetroCluster IP構成とMetroCluster以外のIP構成でサポート)

  • FC

  • iSCSI

12

9.9.1以降

  • NVMe(MetroCluster以外のIP構成でサポート)

  • FC

  • iSCSI

  • 12ノード(MetroCluser以外のIP構成の場合)

  • 8ノード(MetroCluster IP構成の場合)

9.7

  • FC

  • iSCSI

4

永続ポートのサポート

ONTAP 9.8以降、FCプロトコルを使用するように設定されたAll SAN Array(ASA)では永続ポートがデフォルトで有効になります。永続ポートはFCでのみ使用でき、World Wide Port Name(WWPN)で識別されるゾーン メンバーシップが必要です。

永続ポートは、HAパートナーの対応する物理ポートにシャドウLIFを作成することで、テイクオーバーの影響を軽減します。ノードがテイクオーバーされると、パートナー ノードのシャドウLIFにWWPNなどの元のLIFの識別情報が引き継がれます。テイクオーバーされたノードへのパスのステータスが「障害」に変更される前に、シャドウLIFがホストのMPIOスタックへのアクティブな最適パスとして表示され、I/Oが移行されます。これにより、ストレージ フェイルオーバー処理の実行中も含めてホストが認識するターゲットへのパス数は変わらないため、I/Oの中断が軽減されます。

永続ポートについては、FCPポートの次の特性がHAペア間で同じでなければなりません。

  • FCPポートの数

  • FCPポートの名前

  • FCPポートの速度

  • FCP LIFのWWPNベースのゾーニング

これらの特性のいずれかがHAペア間で同じでない場合、次のEMSメッセージが生成されます。

EMS : scsiblade.lif.persistent.ports.fcp.init.error

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