エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9.14

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FlexCacheボリュームでサポートされる機能とサポートされない機能

FlexCacheボリュームを構成できます。FlexVolは元のボリュームとして、FlexGroupボリュームはFlexCacheボリュームとしてサポートされます。FlexVolボリュームとFlexGroupボリュームの両方が元のボリュームとしてサポートされます。元のボリュームとFlexCacheボリュームでサポートされる機能とプロトコルは異なります。

サポートされるプロトコル

プロトコル

元のボリュームでのサポート

FlexCacheボリュームでのサポート

NFSv3

NFSv4

NFSv4.xプロトコルを使用してキャッシュボリュームにアクセスするには、元のクラスタとキャッシュクラスタの両方でONTAP 9.10.1以降が使用されている必要があります。元のクラスタとFlexCacheクラスタでは異なるONTAPバージョンを使用できますが、どちらもONTAP 9.10.1以降のバージョンである必要があります。たとえば、元のクラスタでONTAP 9.10.1を使用しつつ、キャッシュでONTAP 9.11.1を使用できます。

ONTAP 9.10.1以降でサポート。

NFSv4.xプロトコルを使用してキャッシュボリュームにアクセスするには、元のクラスタとキャッシュクラスタの両方でONTAP 9.10.1以降が使用されている必要があります。元のクラスタとFlexCacheクラスタで異なるONTAPバージョンを使用できますが、どちらも9.10.1以降のバージョンである必要があります。たとえば、元のクラスタでONTAP 9.10.1を使用しつつ、キャッシュでONTAP 9.11.1を使用できます。

NFSv4.2

×

SMB

ONTAP 9.8以降でサポート

サポートされる機能

機能

元のボリュームでのサポート

FlexCacheボリュームでのサポート

自律型ランサムウェア対策

FlexVolの元のボリュームはサポート(ONTAP 9.10.1以降)、FlexGroupはサポート対象外。

×

ウイルス対策

×

監査

ONTAPの標準の監査を使用して、FlexCache関係におけるNFSのファイル アクセス イベントを監査できます。 詳細については、「FlexCacheボリュームの監査に関する考慮事項」を参照してください。

ONTAPの標準の監査を使用して、FlexCache関係におけるNFSのファイル アクセス イベントを監査できます。 詳細については、「FlexCacheボリュームの監査に関する考慮事項」を参照してください。

Cloud Volumes ONTAP

コンパクション

圧縮

重複排除

インライン重複排除とボリューム間重複排除はFlexCacheボリュームでサポート。

FabricPool

FlexCache DR

ONTAP 9.9.1以降でNFSv3プロトコルを使用する場合にのみサポート。FlexCacheボリュームは、別々のSVMまたはクラスタに配置する必要があります。

FlexGroupボリューム

FlexVol

×

FPolicy

ONTAP 9.7以降でNFSの場合にサポート ONTAP 9.14.1以降でSMBの場合にサポート

MetroCluster構成

Microsoftオフロード データ転送(ODX)

×

Aggregate Encryption(AE)

Volume Encryption(VE)

ONTAP S3 NASバケット

ONTAP 9.12.1以降でサポート

×

QoS

ファイルレベルのQoSはFlexCacheボリュームでサポートされません。

qtree

qtreeを作成、変更できます。ソース上に作成されたqtreeには、キャッシュ上でアクセスできます。

×

クォータ

FlexCacheの元のボリュームでのクォータの適用がユーザーとグループについてサポートされます。

×

FlexCacheのライトアラウンドモード(デフォルトモード)では、キャッシュへの書き込みは元のボリュームに転送されます。クォータは元のボリュームで適用されます。

FlexCacheボリュームでリモート クォータ(rquota)がサポートされます。

SMB変更通知

×

SnapLockボリューム

×

×

非同期SnapMirror関係*

×

*FlexCacheの元ボリューム:

  • 元のFlexVolからFlexCacheボリュームを作成できます。

  • 元のFlexGroupからFlexCacheボリュームを作成できます。

  • SnapMirror関係のプライマリー ボリュームをFlexCacheボリュームの元のボリュームとして使用できます

  • ONTAP 9.8以降では、SnapMirror関係のセカンダリー ボリュームをFlexCacheの元のボリュームとして使用できます。

SnapMirror Synchronous関係

×

×

SnapRestore

×

Snapshotコピー

×

SVM DR設定

SVM DR関係のプライマリーSVMに元のボリュームを設定することができます。ただし、SVM DR関係が解除された場合は、新しい元のボリュームを使用してFlexCache関係を作成し直す必要があります。

×

プライマリーSVMにはFlexCacheボリュームを配置できますが、セカンダリーSVMには配置できません。プライマリーSVM内のFlexCacheボリュームは、SVM DR関係の一部としてレプリケートされません。

ストレージレベルのアクセス保護(SLAG)

×

×

シンプロビジョニング

ボリュームクローニング

×

ボリューム移動

○(ボリューム 構成のみ)

ボリュームのリホスト

×

×

vStorage API for Array Integration(VAAI)

×

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