エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

DNSロード バランシング ゾーンの作成

DNSロード バランシング ゾーンを作成すると、負荷(LIFにマウントされているクライアントの数)に基づくLIFの動的選択が容易になります。ロード バランシング ゾーンはデータLIFを作成するときに作成できます。

開始する前に

サイト規模のDNSサーバー上に、設定したLIFにロード バランシング ゾーンに対するすべての要求を転送するDNSフォワーダを設定しておく必要があります。

タスク概要
  • どのデータLIFでも、DNSロード バランシング ゾーン名のDNSクエリに応答できます。

  • DNSロード バランシング ゾーンの名前はクラスタ内で一意である必要があります。ゾーン名の要件は次のとおりです。

    • 最大文字数は256文字です。

    • ピリオドが少なくとも1つ必要です。

    • 先頭および末尾の文字をピリオドなどの特殊文字にすることはできません。

    • 文字間にスペースを使用することはできません。

    • DNS名の各ラベルの最大文字数は63文字です。

      ラベルは、ピリオドの前後のテキストです。たとえば、storage.company.comという名前のDNSゾーンは3つのラベルで構成されています。

手順

network interface createコマンドでdns-zoneオプションを指定して、DNSロード バランシング ゾーンを作成します。

ロード バランシング ゾーンがすでに存在する場合は、LIFがそのロード バランシング ゾーンに追加されます。コマンドの詳細については、ONTAP 9のコマンド リファレンスを参照してください。

次の例は、lif1というLIFの作成時にstorage.company.comという名前のDNSロード バランシング ゾーンを作成する方法を示しています。

network interface create -vserver vs0 -lif lif1 -home-node node1
-home-port e0c -address 192.0.2.129 -netmask 255.255.255.128 -dns-zone storage.company.com
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