ONTAP 9.13

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ドメイン コントローラーの検出の管理

ドメイン コントローラー(DC)の検出に使用するデフォルト プロセスを変更できます。ローカル サイトまたは優先DCのプールに検出対象を制限できるため、環境によってはパフォーマンスの向上につながります。

タスク概要

デフォルトでは、動的な検出プロセスによって、使用可能なすべてのDC(優先DCを含む)、ローカル サイト内のすべてのDC、およびすべてのリモートDCが検出されます。そのため、一部の環境では、認証時および共有へのアクセス時にレイテンシが発生する可能性があります。使用するDCのプールが決まっている場合、またはリモートDCが不適切またはアクセスできない場合、検出方法を変更することができます。

cifs domain discovered-servers コマンドの discovery-mode パラメーターで次のいずれかの検出オプションを選択できます。

  • ドメイン内のすべてのDCを検出します。

  • ローカル サイト内のDCだけを検出します。

    SMBサーバーの default-site パラメーターは、このモードを使用するように定義する必要があります。

  • サーバーの検出は実行せず、優先DCのみを使用するようにSMBサーバーを設定します。

    このモードを使用するには、最初にSMBサーバーに対して優先DCを定義する必要があります。

手順
  1. 目的の検出オプションを指定します。
    vserver cifs domain discovered-servers discovery-mode modify -vserver vserver_name -mode {all|site|none}

    mode パラメーターのオプションは次のとおりです。

    • all

      使用可能なすべてのDCを検出します(デフォルト)。

    • site

      DCの検出対象をサイトに制限します。

    • none

      優先DCのみを使用し、検出は実行しません。

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