エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9.14

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オブジェクト ストレージへのSnapMirror Cloudバックアップ

SnapMirror Cloudは、データ保護ワークフローをクラウドに移行するONTAPユーザー向けに設計されたバックアップ / リカバリー テクノロジです。従来のテープ バックアップ アーキテクチャーから移行する場合に、データを長期的に保持してアーカイブする代替リポジトリとしてオブジェクト ストレージを使用できます。SnapMirror Cloudは、永久増分バックアップ戦略の一環として、ONTAPからオブジェクト ストレージへのレプリケーション機能を提供します。

SnapMirror Cloudは、SnapMirrorレプリケーション テクノロジ ファミリーの拡張機能としてONTAP 9.8で導入されました。SnapMirrorはONTAPからONTAPへのバックアップに広く使用されています。SnapMirror Cloudは、同じレプリケーション エンジンを使用して、ONTAPのSnapshotコピーをS3準拠のオブジェクト ストレージ バックアップに転送します。

バックアップのユースケースをターゲットとするSnapMirror Cloudでは、長期的な保持とアーカイブの両方のワークフローがサポートされます。SnapMirror同様、SnapMirror Cloudの初回バックアップではボリュームのベースライン転送が実行されます。2回目以降のバックアップでは、ソース ボリュームのSnapshotコピーが生成され、変更されたデータ ブロックのみを含むSnapshotコピーがオブジェクト ストレージ ターゲットに転送されます。

SnapMirror Cloudでは、ONTAPシステムから一部のオンプレミスおよびパブリック クラウドのオブジェクト ストレージ ターゲット(Amazon S3、Google Cloud Storage、Microsoft Azure Blob Storage)への関係を設定できます。オンプレミスのオブジェクト ストレージ ターゲットとしては、ONTAP S3も対象となります。

SnapMirror Cloudレプリケーションにはライセンスが必要で、さらにデータ保護ワークフローをオーケストレーションするために承認されたアプリケーションも必要です。SnapMirror Cloudバックアップの管理には、以下のオーケストレーション オプションを利用できます。

  • SnapMirror Cloudレプリケーションをサポートする複数のサードパーティ バックアップ パートナー。

  • ONTAP環境のネイティブ ソリューション向けBlueXPバックアップ / リカバリー サービス。

  • API:データ保護ワークフロー用のカスタム ソフトウェアを開発する場合、または自動化ツールを活用する場合。

Diagram illustrating connection between on premises data and cloud-hosted data.
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