ONTAP 9.13

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Windowsクライアントの過剰なリソース消費を制限するコマンド オプション

vserver cifs options modify コマンドのオプションを使用して、Windowsクライアントのリソース消費を制御することができます。ファイル オープン、セッション オープン、変更通知要求が異常に多い場合など、正常な範囲を超えてリソースを消費しているクライアントがある場合に便利です。

Windowsクライアントのリソース消費を制御するために、vserver cifs options modify コマンドに次のオプションが追加されました。いずれかのオプションの最大値を超えると、要求は拒否され、EMSメッセージが送信されます。これらのオプションで設定された上限の80%に達したときにもEMS警告メッセージが送信されます。

  • -max-opens-same-file-per-tree

    CIFSツリーあたりの同じファイルの最大オープン数

  • -max-same-user-sessions-per-connection

    同じユーザーによる接続あたりの最大オープン セッション数

  • -max-same-tree-connect-per-session

    同じ共有に対するセッションあたりの最大ツリー接続数

  • -max-watches-set-per-tree

    監視(変更通知)を確立できるツリーあたりの最大数

デフォルトの制限および現在の設定を表示する方法については、マニュアル ページを参照してください。

SMBバージョン2以降を実行しているサーバーで、クライアントからサーバーにSMB接続で送信できる未処理要求(SMBクレジット)の数を制限することができます。SMBクレジットの管理はクライアント側で開始され、サーバー側で制御されます。

SMB接続で付与できる未処理要求の最大数は、-max-credits オプションで制御されます。このオプションのデフォルト値は128です。

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