ONTAP 9.13

to English version

FPolicyポリシーが標準のエンジンを使用する場合のFPolicyスコープ設定の要件

標準のエンジンを使用するようにFPolicyポリシーを設定する場合には、ポリシーで設定されるFPolicyスコープの定義方法に関して特定の要件があります。

FPolicyスコープは、たとえば指定のボリュームまたは共有にFPolicyポリシーが適用されるかどうかといった、FPolicyポリシーが適用される範囲の境界を定義します。FPolicyポリシーが適用されるスコープをさらに制限するためのパラメーターが数多くあります。その1つである -is-file-extension-check-on-directories-enabled は、ディレクトリー上でファイル拡張子をチェックするかどうかを指定します。デフォルト値は false で、ディレクトリー上のファイル拡張子はチェックされません。

標準のエンジンを使用するFPolicyポリシーが共有またはボリュームで有効になっていて、ポリシーのスコープで -is-file-extension-check-on-directories-enabled パラメーターが false に設定されている場合、ディレクトリーへのアクセスは拒否されます。この設定では、ディレクトリーでファイル拡張子がチェックされないので、このポリシーのスコープ下にあるすべてのディレクトリー処理が拒否されます。

標準のエンジンを使用している場合にディレクトリーアクセスを成功させるには、スコープの作成時に -is-file-extension-check-on-directories-enabled parametertrue に設定する必要があります。

このパラメーターを true に設定した場合、ディレクトリー処理に対して拡張子がチェックされ、FPolicyスコープ設定に含まれている / いない拡張子に基づいてアクセスを許可するかどうかが決定されます。

Top of Page