エフサステクノロジーズ株式会社

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ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

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FPolicyポリシーが標準のエンジンを使用する場合のFPolicyスコープ設定の要件

標準のエンジンを使用するようにFPolicyポリシーを設定する場合には、ポリシーで設定されるFPolicyスコープの定義方法に関して特定の要件があります。

FPolicyスコープは、たとえば指定のボリュームまたは共有にFPolicyポリシーが適用されるかといった、FPolicyポリシーが適用される範囲の境界を定義します。FPolicyポリシーが適用されるスコープをさらに制限するためのパラメーターが数多くあります。その1つである -is-file-extension-check-on-directories-enabled は、ディレクトリー上でファイル拡張子をチェックするかを指定します。デフォルト値は false で、ディレクトリー上のファイル拡張子はチェックされません。

標準のエンジンを使用するFPolicyポリシーが共有またはボリュームで有効になっていて、ポリシーのスコープで -is-file-extension-check-on-directories-enabled パラメーターが false に設定されている場合、ディレクトリーへのアクセスは拒否されます。この設定では、ディレクトリーでファイル拡張子がチェックされないので、このポリシーのスコープ下にあるすべてのディレクトリー処理が拒否されます。

標準のエンジンを使用している場合にディレクトリーアクセスを成功させるには、スコープの作成時に -is-file-extension-check-on-directories-enabled parametertrue に設定する必要があります。

このパラメーターを true に設定した場合、ディレクトリー処理に対して拡張子がチェックされ、FPolicyスコープ設定に含まれている / いない拡張子に基づいてアクセスを許可するかが決定されます。

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