エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9

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IPspaceへのブロードキャスト ドメインの移動

レイヤー2到達可能性に基づいてシステムで作成されたブロードキャスト ドメインを、作成したIPspaceに移動します。

ブロードキャスト ドメインを移動する前に、ブロードキャスト ドメイン内のポートの到達可能性を確認する必要があります。

ポートの自動スキャンでは、相互に到達可能なポートを特定して同じブロードキャスト ドメインに配置することはできますが、適切なIPspaceを特定することはできません。ブロードキャスト ドメインがデフォルト以外のIPspaceに属している場合は、このセクションの手順に従ってそのドメインを手動で移動する必要があります。

開始する前に

ブロードキャスト ドメインはクラスタの作成時および追加時に自動的に設定されます。ONTAPは、「Default」ブロードキャスト ドメインとして、クラスタに最初に作成されたノード上の管理インターフェイスのホーム ポートにレイヤー2で接続できる一連のポートを定義します。その他のブロードキャスト ドメインは必要に応じて作成され、Default-1Default-2 のように名前が付けられます。

既存のクラスタにノードを追加すると、そのネットワーク ポートはレイヤー2到達可能性に基づいて既存のブロードキャスト ドメインに自動的に追加されます。既存のブロードキャスト ドメインに到達できない場合、ポートは1つ以上の新しいブロードキャスト ドメインに配置されます。

タスク概要
  • クラスタLIFが設定されているポートは、自動的に「Cluster」のIPspaceに配置されます。

  • ノード管理LIFのホーム ポートに到達できるポートは、「Default」ブロードキャスト ドメインに配置されます。

  • その他のブロードキャスト ドメインは、クラスタの作成時または追加時に自動的に作成されます。

  • VLANやインターフェイス グループを追加すると、作成から約1分後に適切なブロードキャスト ドメインに自動的に配置されます。

手順
  1. ブロードキャスト ドメイン内のポートの到達可能性を確認します。ONTAPはレイヤー2到達可能性を自動で監視します。次のコマンドを使用して、各ポートがブロードキャスト ドメインに追加され、到達可能性が「ok」になっていることを確認します。

    network port reachability show -detail

  2. 必要に応じて、ブロードキャスト ドメインを他のIPspaceに移動します。

    network port broadcast-domain move

    たとえば、ブロードキャスト ドメインを「Default」から「ips1」に移動する場合は、次のコマンドを使用します。

    network port broadcast-domain move -ipspace Default -broadcast-domain Default -to-ipspace ips1

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