ONTAP 9.13

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アプリケーション対応のデータ管理

アプリケーション対応のデータ管理では、ONTAPで導入するアプリケーションを、ストレージの観点ではなくアプリケーションの観点で設定できます。アプリケーションは、ONTAP System ManagerとREST APIを使用して、最小限の入力で簡単に設定してデータを提供できる状態にすることができます。

アプリケーション対応のデータ管理機能によって、個々のアプリケーション レベルでストレージをセットアップ、管理、監視することができます。関連するONTAPのベストプラクティスを組み込むことで、必要なパフォーマンス サービス レベルと使用可能なシステム リソースを基にストレージ オブジェクトを分散配置し、アプリケーションを最適にプロビジョニングします。

アプリケーション対応のデータ管理機能には一連のアプリケーション テンプレートが含まれており、各テンプレートはアプリケーションの設定を表す一連のパラメーターで構成されています。これらのパラメーターは、アプリケーション管理者がONTAPシステムにプロビジョニングする際に指定できるストレージの特性(データベース サイズ、サービス レベル、LIFなどのプロトコル アクセスの要素、およびローカル / リモートの保護基準など)に対応しており、その多くにデフォルト値が設定されています。ONTAPは、LUNやボリュームなどのストレージ エンティティを、指定されたパラメーターに基づいてアプリケーションに適したサイズとサービス レベルで設定します。

アプリケーションに対しては次の操作を実行できます。

  • アプリケーション テンプレートを使用してアプリケーションを作成する

  • アプリケーションに関連付けられているストレージを管理する

  • アプリケーションを変更または削除する

  • アプリケーションを表示する

  • アプリケーションのSnapshotコピーを管理する

  • 同じまたは別のボリュームから複数のLUNを選択して整合性グループを作成し、データを保護する

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