ONTAP 9.13

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ONTAPによるNFSクライアントからのSMBファイル アクセスの許可方法

ONTAPでは、NTFS(Windows NTファイルシステム)のセキュリティ セマンティクスを利用して、NTFSアクセス権によるファイルへのアクセス権が、NFSクライアント上のUNIXユーザーにあるかどうかが判別されます。

ONTAPでは、ユーザーのUNIXユーザーID(UID)から変換されたSMBクレデンシャルを使用して、ファイルに対するユーザーのアクセス権の有無が確認されます。SMBクレデンシャルは、通常はユーザーのWindowsユーザー名であるプライマリー セキュリティID(SID)と、ユーザーがメンバーとなっているWindowsグループに対応する1つ以上のグループSIDで構成されています。

ONTAPでUNIX UIDをSMBクレデンシャルへ変換するときに要する時間は、数十ミリ秒から数百ミリ秒です。これは、この変換処理にドメインコントローラーへの問い合わせも含まれるためです。ONTAPではUIDがSMBクレデンシャルにマッピングされます。このマッピングはクレデンシャル キャッシュ内に入力されるので、変換によって発生する照合時間が短縮されます。

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