ONTAP 9.13

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Active Directoryドメイン コントローラー アクセスの設定 - 概要

ADアカウントからSVMにアクセスするためには、ADドメイン コントローラーからクラスタまたはSVMへのアクセスを設定しておく必要があります。データSVM用のSMBサーバーがすでに設定されている場合は、SVMをクラスタへのADアクセス用のゲートウェイ(トンネル)として設定できます。SMBサーバーを設定していない場合は、ADドメインにSVM用のコンピューター アカウントを作成します。

ONTAPでは、次のドメイン コントローラー認証サービスがサポートされます。

  • Kerberos

  • LDAP

  • Netlogon

  • Local Security Authority(LSA)

ONTAPでは、セキュアーなNetlogon接続を実現するために次のセッション キー アルゴリズムがサポートされます。

セッション キー アルゴリズム

対応するONTAPバージョン

Advanced Encryption Standard(AES)に基づくHMAC-SHA256

ONTAP 9.10.1以降

DESおよびHMAC-MD5(強力なキーが設定されている場合)

ONTAP 9のすべてのリリース

ONTAP 9.10.1以降でNetlogonのセキュアーなチャネル確立にAESセッション キーを使用する場合は、次のコマンドを使用してキーを有効にする必要があります。

cifs security modify -vserver vs1 -aes-enabled-for-netlogon-channel true

デフォルトは false です。

ONTAP 9.10.1よりも前のリリースでは、ドメイン コントローラーがセキュアーなNetlogonサービスにAESを使用すると、接続に失敗します。これらのリリースでは、強力なキーによるONTAPとの接続を受け入れるようにドメイン コントローラーを設定する必要があります。

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