ONTAP 9.13

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テイクオーバーとギブバックのテスト

HAペアのすべての設定が完了したら、テイクオーバー処理やギブバック処理の際に両方のノードのストレージに中断なくアクセスできることを確認する必要があります。テイクオーバーの処理中は、通常はパートナー ノードから提供されるデータがローカル(テイクオーバー)ノードで継続して提供されるようにする必要があります。ギブバックの際に、パートナーのストレージを制御および提供する役割がパートナー ノードに戻らなければなりません。

手順
  1. HAインターコネクト ケーブルの接続を調べて、確実に接続されていることを確認します。

  2. ライセンスが付与されたプロトコルごとに、両方のノードでファイルを作成および検出できることを確認します。

  3. 次のコマンドを入力します。

    storage failover takeover -ofnode partnernode

    コマンドの詳細については、マニュアル ページを参照してください。

  4. 次のいずれかのコマンドを入力して、テイクオーバーが実行されたことを確認します。

    storage failover show-takeover

    storage failover show

    storage failover コマンドの -auto-giveback オプションを有効にした場合:

    Node

    Partner

    Takeover Possible

    State Description

    node 1

    node 2

    -

    Waiting for giveback

    node 2

    node 1

    false

    In takeover, Auto giveback will be initiated in number of seconds

    storage failover コマンドの -auto-giveback オプションを無効にした場合:

    Node

    Partner

    Takeover Possible

    State Description

    node 1

    node 2

    -

    Waiting for giveback

    node 2

    node 1

    false

    In takeover

  5. パートナー ノード(ノード2)に属するドライブのうち、テイクオーバー ノード(ノード1)で検出できるすべてのドライブを表示します。

    storage disk show -home node2 -ownership

    次のコマンドでは、ノード2に属するドライブのうち、ノード1で検出できるすべてのドライブが表示されます。
    cluster::> storage disk show -home node2 -ownership

    Disk

    Aggregate

    Home

    Owner

    DR Home

    Home ID

    Owner ID

    DR Home ID

    Reserver

    Pool

    1.0.2

    -

    node2

    node2

    -

    4078312453

    4078312453

    -

    4078312452

    Pool0

    1.0.3

    -

    node2

    node2

    -

    4078312453

    4078312453

    -

    4078312452

    Pool0

  6. テイクオーバー ノード(ノード1)がパートナー ノード(ノード2)のアグリゲートを制御していることを確認します。

    aggr show ‑fields home‑id,home‑name,is‑home

    aggregate

    home-id

    home-nameh

    is-home

    aggr0_1

    2014942045

    node1

    true

    aggr0_2

    4078312453

    node2

    false

    aggr1_1

    2014942045

    node1

    true

    aggr1_2

    4078312453

    node2

    false

    テイクオーバーの実行中は、パートナー ノードのアグリゲートの「is-home」の値がfalseになります。

  7. Waiting for giveback」メッセージが表示されたら、パートナー ノードのデータ サービスをギブバックします。

    storage failover giveback -ofnode partnernode

  8. 次のいずれかのコマンドを入力して、ギブバック処理の進捗を監視します。

    storage failover show-giveback

    storage failover show

  9. ギブバックが正常に終了したというメッセージが表示されたかどうかに応じて、次の手順に進みます。

    テイクオーバーとギブバックの状態

    操作

    正常に完了

    パートナー ノードで手順2~8を繰り返します。

    失敗

    テイクオーバーまたはギブバックのエラーを修正してから、この手順をもう一度実行します。

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