ONTAP 9.13

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rootユーザーへのクォータの適用方法

UNIXクライアント上のrootユーザー(UID=0)はツリークォータの影響を受けますが、ユーザークォータまたはグループクォータの影響は受けません。そのため、rootユーザーは、通常ならクォータによって妨げられるような作業を他のユーザーに代わって実行できます。

rootユーザーが権限レベルの低いユーザーに代わって、ファイルまたはディレクトリーの所有者の変更や、その他の処理(UNIX chown コマンドなど)を実行した場合、ONTAPは新しい所有者に基づいてクォータを確認します。ただし、新しい所有者のハード クォータ制限を超過している場合でも、エラーをレポートしたり処理を停止したりすることはありません。これは、消失データのリカバリーなど、管理作業のために一時的にクォータを超過するような場合に役立ちます。

ただし、所有権の変更後、クォータの超過中にユーザーがドライブ スペースの割り当てサイズを増やそうとすると、クライアント システムによりドライブ スペース エラーがレポートされます。

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