ONTAP 9.13

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ヘルスモニタの動作

個々のヘルスモニタには、特定の条件に当てはまる場合にアラートをトリガーする一連のポリシーがあります。問題に対応し今後のアラートを制御するために、ヘルスモニタの仕組みを理解しておくと役に立ちます。

ヘルスモニタは、次のコンポーネントから構成されています。

  • 特定のサブシステム用のヘルスモニタ(各ヘルス モニタに独自のヘルス ステータスがある)

    たとえば、ストレージ サブシステムにはノード接続性のヘルスモニタがあります。

  • 個々のヘルスモニタのヘルス ステータスを統合したシステム全体のヘルスモニタ

    1つのサブシステムのステータスがデグレードになると、システム全体のステータスがデグレードになります。サブシステムにアラートがなければ、システム全体のステータスはOKです。

各ヘルスモニタは、次の主要な要素から構成されています。

  • ヘルスモニタがトリガーする可能性があるアラート

    各アラートには、アラートの重大度や考えられる原因などの詳細が定義されています。

  • 各アラートをいつトリガーするかを特定するヘルス ポリシー

    各ヘルス ポリシーには、アラートをトリガーする正確な条件または変更を定義するルール式があります。

ヘルスモニタは、サブシステム内のリソースの条件または状態の変化を継続的に監視し、評価します。条件または状態の変化がヘルス ポリシーのルール式に一致すると、ヘルスモニタはアラートをトリガーします。アラートによって、サブシステムのヘルス ステータスおよびシステム全体のヘルス ステータスがデグレードします。

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