ONTAP 9.13

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MOTDの管理

Message Of The Day(MOTD)はクラスタ レベルまたはSVMレベルで管理できます。クラスタ用に設定したMOTDは、デフォルトですべてのSVMに対しても有効になります。それに加え、SVMごとにSVMレベルのMOTDを設定できます。クラスタ レベルのMOTDを有効にするか無効にするかは、クラスタ管理者がSVMごとに設定できます。

オプション
  • クラスタ レベルのMOTDの管理タスクを次に示します。

    状況 操作

    既存のMOTDがない場合にすべてのログインに対するMOTDを作成する

    クラスタ レベルのMOTDを設定します。

    security login motd modify -vserver cluster_name { [-message "text"] | [-uri ftp_or_http_addr] }

    SVMレベルのMOTDが設定されていない場合にすべてのログインに対するMOTDを変更する

    クラスタ レベルのMOTDを変更します。

    security login motd modify -vserver cluster_name { [-message "text"] } | [-uri ftp_or_http_addr] }

    SVMレベルのMOTDが設定されていない場合にすべてのログインに対するMOTDを削除する

    クラスタ レベルのMOTDを空の文字列("")に設定します。

    security login motd modify -vserver cluster_name -message ""

    すべてのSVMで、SVMレベルのMOTDを使用する代わりに、クラスタ レベルのMOTDを表示する

    クラスタ レベルのMOTDを設定してから、SVMレベルのすべてのMOTDを空の文字列に設定し、クラスタ レベルのMOTDを有効にします。

    1. security login motd modify -vserver cluster_name { [-message "text"] | [-uri ftp_or_http_addr] }

    2. security login motd modify { -vserver !"cluster_name" } -message "" -is-cluster-message-enabled true

    クラスタ レベルのMOTDを使用せずに、選択したSVMに対してのみMOTDを表示する

    クラスタ レベルのMOTDを空の文字列に設定し、選択したSVMに対するSVMレベルのMOTDを設定します。

    1. security login motd modify -vserver cluster_name -message ""

    2. security login motd modify -vserver svm_name { [-message "text"] | [-uri ftp_or_http_addr] }

      この手順は、必要に応じて、各SVMに対して繰り返し実行できます。

    すべてのSVM(データと管理の両方)に対して同じSVMレベルのMOTDを使用する

    同じMOTDを使用するようにクラスタとすべてのSVMを設定します。

    security login motd modify -vserver * { [-message "text"] | [-uri ftp_or_http_addr] }

    CLIの対話型モードでは、クラスタとそれぞれのSVMについて、MOTDを個別に入力するように求められます。この場合は、それぞれのプロンプトに同じMOTDを貼り付けます。

    クラスタ レベルのMOTDをすべてのSVMで必要に応じて表示できるようにし、クラスタ ログインに対しては表示されないようにする

    クラスタ レベルのMOTDを設定し、クラスタに対する表示を無効にします。

    security login motd modify -vserver cluster_name { [-message "text"] | [-uri ftp_or_http_addr] } -is-cluster-message-enabled false

    一部のSVMのみクラスタ レベルとSVMレベルの両方のMOTDが設定されている場合に、クラスタ レベルとSVMレベルのすべてのMOTDを削除する

    MOTDに空の文字列を使用するようにクラスタとすべてのSVMを設定します。

    security login motd modify -vserver * -message ""

    他のSVMで空の文字列が使用されている場合やクラスタ レベルで別のMOTDが使用されている場合に、文字列が空でないSVMのMOTDだけを変更する

    拡張クエリを使用して選択したMOTDを変更します。

    security login motd modify { -vserver !"cluster_name" -message !"" } { [-message "text"] | [-uri ftp_or_http_addr] }

    該当するテキストが複数行にまたがる場合も含め、メッセージ内に特定のテキスト(例: 「January」 「2015」 )を含むすべてのMOTDを表示する

    クエリを使用してMOTDを表示します。

    security login motd show -message *"January"*"2015"*

    複数の連続する改行(EOL)を含むMOTDを対話型モードで作成する

    対話型モードで、スペース キーのあとに続けてEnterキーを押します。MOTDの入力を終了せずに空白行を入力できます。

  • SVMレベルのMOTDの管理タスクを次に示します。

    SVMのコンテキストでは、 -vserver svm_name を指定する必要はありません。

    状況 操作

    すでにSVMレベルのMOTDが設定されたSVMで、別のSVMレベルのMOTDを使用する

    SVMレベルのMOTDを変更します。

    security login motd modify -vserver svm_name { [-message "text"] | [-uri ftp_or_http_addr] }

    すでにSVMレベルのMOTDが設定されたSVMで、クラスタ レベルのMOTDだけを使用する

    SVMレベルのMOTDを空の文字列に設定し、そのSVMに対してクラスタ レベルのMOTDを有効にするようにクラスタ管理者に依頼します。

    1. security login motd modify -vserver svm_name -message ""

    2. (クラスタ管理者) security login motd modify -vserver svm_name -is-cluster-message-enabled true

    現在クラスタ レベルとSVMレベルの両方のMOTDが表示されているSVMで、いずれのMOTDも表示されないようにする

    SVMレベルのMOTDを空の文字列に設定し、そのSVMに対してクラスタ レベルのMOTDを無効にするようにクラスタ管理者に依頼します。

    1. security login motd modify -vserver svm_name -message ""

    2. (クラスタ管理者) security login motd modify -vserver svm_name -is-cluster-message-enabled false

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