ONTAP 9.13

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ルート / データ パーティショニング

すべてのノードにはストレージ システムの構成ファイル用のルート アグリゲートが必要です。ルート アグリゲートのRAIDタイプは、データ アグリゲートのRAIDタイプと同じです。

ONTAP System Managerでは、ルート / データ パーティショニングまたはルート / データ / データ パーティショニングがサポートされていません。

RAID-DPタイプのルート アグリゲートは、一般に1つのデータ ディスクと2つのパリティ ディスクで構成されます。これは、アグリゲート内の各RAIDグループごとに2つのディスクがパリティ ディスクとしてすでにリザーブされていることを考えると、ストレージ システム ファイルに対する「パリティの負荷」としては大きすぎます。

ルート / データ パーティショニングでは、ルート アグリゲートを複数のドライブ パーティションに分散し、各ドライブ上にルート パーティションとして小さなパーティションを1つ、データ用に大きなパーティションを1つリザーブすることでパリティの負荷を軽減します。

ルート/データパーティショニングの例

図からわかるように、ルート アグリゲートの格納に使用するドライブの数が多いほど、ルート パーティションは小さくなります。これは、ルート / データ パーティショニングの一種であるルート / データ / データ パーティショニングの場合にも当てはまります。このパーティショニング方式では、ルート パーティションとして小さなパーティションを1つ作成し、データ用に同じサイズの大きなパーティションを2つ作成します。

ルート/データ/データパーティショニングの例

どちらのタイプのルート / データ パーティショニングも、ONTAPのアドバンスト ドライブ パーティショニング(ADP)機能の一部です。どちらも出荷時点で構成され、 エントリレベルのHX2xxx、HX6100およびETERNUS AX seriesについてはルート / データ パーティショニング、ETERNUS AX seriesについてのみルート / データ / データ パーティショニングが使用されます。

ルート アグリゲート用にパーティショニングされるドライブ

どのドライブがルート アグリゲートで使用するためにパーティショニングされるかは、システム構成によって異なります。

ルート アグリゲートに使用されるドライブ数を把握しておくと、ルート パーティション用にリザーブされるドライブの容量とデータ アグリゲートで使用可能な容量を判断するのに役立ちます。

ルートデータのパーティショニング機能は、エントリレベルのプラットフォーム、ETERNUS AXシリーズ、SSDのみが接続されたETERNUS HXシリーズでサポートされます。

エントリレベルのプラットフォームでは、内蔵ドライブのみがパーティショニングされます。

ETERNUS AXシリーズおよびSSDのみが接続されたETERNUS HXシリーズでは、システム初期化時にコントローラーに接続されたすべてのドライブがパーティショニングされます(上限はノードあたり24個です)。システムの構成後に追加されたドライブはパーティショニングされません。

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