エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9.14

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ウイルス スキャンのトラブルシューティング

ウイルス スキャンに関する一般的な問題については、考えられる原因と解決方法があります。ウイルス スキャンはVscanとも呼ばれます。

問題

解決方法

VscanサーバーがONTAPストレージ システムに接続できない。

スキャナ プールの設定でVscanサーバーのIPアドレスが指定されているかどうかを確認します。また、スキャナ プール リスト内の許可された特権ユーザーがアクティブになっているかどうかも確認します。スキャナ プールを確認するには、ストレージ システムのコマンド プロンプトでvserver vscan scanner-pool showコマンドを実行します。それでもVscanサーバーが接続できない場合は、ネットワークに問題がある可能性が考えられます。

クライアントのレイテンシが高くなっている。

スキャナ プールにVscanサーバーを追加すると解決する可能性があります。

トリガーされたスキャンの数が多すぎる。

vscan-fileop-profileパラメーターの値を変更してウイルス スキャンのために監視するファイル処理の数を制限します 。

一部のファイルがスキャンされていない。

オンアクセス ポリシーを確認します。これらのファイルのパスがパス除外リストに追加されていたり、ファイルのサイズが設定された除外対象サイズを超えていたりする可能性があります。オンアクセス ポリシーを確認するには、ストレージ システムのコマンド プロンプトで、vserver vscan on-access-policy showコマンドを実行します。

ファイル アクセスが拒否される。

ポリシーの設定でscan-mandatoryが指定されていないかを確認します。この設定では、Vscanサーバーが接続されていない場合にデータ アクセスが拒否されます。設定を適宜変更します。

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