エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9.14

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圧縮

圧縮は、データ ブロックを圧縮グループに集約し、これをそれぞれ1つのブロックとして格納することで、ボリュームに必要な物理ストレージの量を削減する機能です。ONTAPでは、ファイルやLUN全体ではなく、要求されたデータを含む圧縮グループのみが解凍されるため、従来の圧縮手法よりも短時間で圧縮されたデータを読み取ることができます。

インライン圧縮とポストプロセス圧縮の2つがあり、個別に実行することも組み合わせて実行することもできます。

  • インライン圧縮では、データがメモリーで圧縮されてからドライブに書き込まれます。ボリュームへの書き込みI/Oは大幅に削減されますが、書き込みパフォーマンスが低下する可能性があります。負荷の高い処理は次回のポストプロセス圧縮処理まで保留されます。

  • ポストプロセス圧縮では、データがドライブに書き込まれたあとに、重複排除と同じスケジュールで圧縮されます。

インライン データ コンパクション ゼロで埋められた小さなファイルやI/Oは、4KBの物理ストレージが必要かどうかに関係なく、4KBブロックに格納されます。インライン データ コンパクションは、通常であれば複数の4KBブロックを消費するデータ チャンクをドライブ上の1つの4KBブロックに集約します。コンパクションはデータがメモリーにある間に行われるので、高速のコントローラーに適しています。

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