エフサステクノロジーズ株式会社

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ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

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ユーザー アカウント(SMB共有のSQL Server用)へのSeSecurityPrivilege権限の追加

SQL Serverのインストールに使用するドメイン ユーザー アカウントには、デフォルトではドメイン ユーザーに割り当てられない権限を必要とする特定の操作をCIFSサーバーで実行するために、「SeSecurityPrivilege」権限を割り当てる必要があります。

要件

SQL Serverのインストールに使用するドメイン アカウントがすでに存在している必要があります。

タスク概要

SQL Serverインストーラのアカウントに権限を追加するときに、ONTAPがドメイン コントローラーに照会してアカウントを検証することがあります。ONTAPがドメイン コントローラーに照会できない場合、コマンドが失敗することがあります。

手順
  1. SeSecurityPrivilege」権限を追加します。

    vserver cifs users-and-groups privilege add-privilege -vserver vserver_name -user-or-group-name account_name -privileges SeSecurityPrivilege

    -user-or-group-name パラメーターの値は、SQL Serverのインストールに使用するドメイン ユーザー アカウントの名前です。

  2. 権限がアカウントに適用されていることを確認します。

    vserver cifs users-and-groups privilege show -vserver vserver_name ‑user-or-group-name account_name

次のコマンドを実行すると、Storage Virtual Machine(SVM)vs1のEXAMPLEドメインにあるSQL Serverインストーラのアカウントに「SeSecurityPrivilege」権限が追加されます。

cluster1::> vserver cifs users-and-groups privilege add-privilege -vserver vs1 -user-or-group-name EXAMPLE\SQLinstaller -privileges SeSecurityPrivilege

cluster1::> vserver cifs users-and-groups privilege show -vserver vs1
Vserver   User or Group Name          Privileges
--------- ---------------------       ---------------
vs1       EXAMPLE\SQLinstaller        SeSecurityPrivilege
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