ONTAP 9.13

to English version

BranchCache設定の変更

SVM上のBranchCacheサービスの設定では、ハッシュ ストア ディレクトリーのパス、最大サイズ、動作モード、サポートするBranchCachetのバージョンなどの設定を変更できます。また、ハッシュ ストアを含めるボリュームのサイズを拡張することもできます。

手順
  1. 適切な処理を実行します。

    状況 入力するコマンド

    ハッシュ ストア ディレクトリーのサイズ変更

    vserver cifs branchcache modify -vserver vserver_name -hash-store-max-size {integer[KB|MB|GB|TB|PB]}

    ハッシュ ストアを含むボリューム サイズの拡張

    volume size -vserver vserver_name -volume volume_name -new-size new_size[k|m|g|t]
    ハッシュ ストアを含むボリュームがいっぱいになった場合は、ボリューム サイズを拡張します。追加するボリューム サイズは、数字と単位で指定します。

    FlexVolの管理の詳細については、こちらを参照してください。

    ハッシュ ストア ディレクトリーのパス変更

    vserver cifs branchcache modify -vserver vserver_name -hash-store-path path -flush-hashes {true|false}
    SVMがSVMディザスタ リカバリー ソースである場合、ハッシュ パスをルート ボリューム上に配置することはできません。これは、ルート ボリュームがディザスタ リカバリー デスティネーションにレプリケートされないためです。

    BranchCacheハッシュ パスには、ファイル名に使用できる文字と空白を含めることができます。

    ハッシュ パスを変更する場合、ONTAPに元のハッシュ ストアの場所からハッシュを削除させるかどうかを、-flush-hashesパラメーターで指定する必要があります。-flush-hashesパラメーターには、次の値を設定できます。

    • trueを指定すると、ONTAPは元の場所にあるハッシュを削除し、BranchCache対応クライアントが指定した新しい場所に新しいハッシュを新しいリクエストとして作成します。

    • falseを指定すると、ハッシュは削除されません。

      この場合、後で、ハッシュ ストア ディレクトリーのパスを元の場所に戻して、既存のハッシュを再利用することができます。

    動作モードの変更

    vserver cifs branchcache modify -vserver vserver_name -operating-mode {per-share|all-shares|disable}

    動作モードを変更する場合は、以下の点に注意してください。

    • SMBセッションのセットアップ時に、ONTAPによって、BranchCacheの共有のサポートが通知されます。

    • BranchCacheが有効化されたときにすでにセッションを確立していたクライアントは、キャッシュされていた内容をこの共有で使用するために、接続をいったん解除したあとに再度接続する必要があります。

    サポートするBranchCacheバージョンの変更

    vserver cifs branchcache modify -vserver vserver_name -versions {v1-enable|v2-enable|enable-all}

  2. vserver cifs branchcache showコマンドを使用して、設定の変更を確認します。

Top of Page