ONTAP 9.13

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DPOシステムの機能拡張

DP_Optimized(DPO)ライセンスをインストールすると、サポートされるFlexVolの最大数が増加します。DPOライセンスのあるシステムでSnapMirrorバックオフ、ボリューム間のバックグラウンド重複排除、ボリューム間のインライン重複排除、ドナーとしてのSnapshotブロックの使用、およびコンパクションがサポートされます。

セカンダリー システムまたはデータ保護システムでサポートされるFlexVolの最大数が増加し、FlexVolをノードあたり最大2,500個まで、フェイルオーバー モードでは最大5,000個まで拡張できるようになりました。このFlexVolの増加は、DP_Optimized(DPO)ライセンスで有効になります。この場合も、ソースとデスティネーションの両方のノードにSnapMirrorライセンスが必要です。

DPOシステムの次の機能が強化されています。

  • SnapMirrorバックオフ:DPOシステムでは、レプリケーション トラフィックにクライアントのワークロードと同じ優先順位が割り当てられます。

    DPOシステムでは、SnapMirrorバックオフはデフォルトで無効になります。

  • ボリュームのバックグラウンド重複排除とボリューム間のバックグラウンド重複排除:DPOシステムでは、ボリュームのバックグラウンド重複排除とボリューム間のバックグラウンド重複排除が有効になります。

    既存データを重複排除するには、storage aggregate efficiency cross-volume-dedupe start -aggregate aggregate_name -scan-old-data true コマンドを実行します。パフォーマンスへの影響を少なくするために、このコマンドはピーク時を避けて実行することを推奨します。

  • Snapshotブロックをドナーとして使用して削減効果を向上:Snapshotコピーには含まれるがアクティブなファイルシステムにはないデータ ブロックを、ボリューム重複排除のドナーとして使用します。

    新しいデータがSnapshotコピーに含まれる場合は重複排除できるため、結果としてSnapshotブロックも共有されることになります。ドナー スペースが多いほど削減効果が高まり、特にボリュームに多数のSnapshotコピーがある場合に効果的です。

  • コンパクション:DPOシステムでは、データ コンパクションはデフォルトで有効になります。

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