ONTAP 9.13

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デュアルファブリックのHAペアのゾーニング

デュアルファブリック構成では、各ホスト イニシエータを各クラスタ ノードに接続できます。各ホスト イニシエータは、それぞれ別のスイッチを使用してクラスタ ノードにアクセスできます。複数のパスを管理するには、ホストにマルチパス ソフトウェアが必要です。

1つのコンポーネントで障害が発生したときにもデータへのアクセスが維持されるため、デュアルファブリック構成はハイアベイラビリティとみなされます。

次の図では、ホストに2つのイニシエータがあり、マルチパス ソフトウェアを実行しています。この構成には2つのゾーンがあります。SLMでは、すべてのノードがレポート ノードとなるように設定されています。

この図で使用されている命名規則は、ONTAPソリューションで使用できる一例です。

  • ゾーン1:HBA 0、LIF_1、LIF_3、LIF_5、およびLIF_7

  • ゾーン2:HBA 1、LIF_2、LIF_4、LIF_6、およびLIF_8

各ホスト イニシエータは、異なるスイッチを使用してゾーニングされています。ゾーン1は、スイッチ1からアクセスされます。ゾーン2は、スイッチ2からアクセスされます。

各イニシエータは、すべてのノードのLIFにアクセスできます。これにより、ホストは、あるノードで障害が発生しても、そのノードのLUNに引き続きアクセスできます。SVMは、選択的LUNマップ(SLM)とレポート ノードの設定に基づいて、クラスタ ソリューション内のすべてのノードのすべてのiSCSI LIFとFC LIFにアクセスできます。SLM、ポートセット、またはFCスイッチ ゾーニングを使用することで、SVMからホストへのパスの数とSVMからLUNへのパスの数を少なくできます。

これよりもノード数が多い構成では、追加のノードのLIFがこれらのゾーンに配置されます。

Dual Fabric Zoning

ホストOSとマルチパス ソフトウェアが、ノード上のLUNへのアクセスに使用される数のパスをサポートしている必要があります。

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