SVM管理者は、vserver cifs share propertiesファミリーのコマンドを使用して showsnapshot 共有プロパティを有効または無効にすることで、Windowsクライアントのユーザーが共有の ~snapshot ディレクトリーを表示してアクセスできるかを制御します。

showsnapshot 共有プロパティが無効になっている場合、SMB 2.xを使用するWindowsクライアントのユーザーは、~snapshot ディレクトリーのパスまたはディレクトリー内の特定のSnapshotコピーのパスを手動で入力しても ~snapshot ディレクトリーを表示できず、~snapshot ディレクトリー内のSnapshotコピーにアクセスできません。

showsnapshot 共有プロパティが有効になっている場合でも、SMB 2.xを使用するWindowsクライアントのユーザーは、共有のルートまたはその下のジャンクションやディレクトリーにある ~snapshot ディレクトリーを表示できません。ただし、共有に接続したあと、共有パスの末尾に手動で \~snapshot を追加することで、非表示の ~snapshot ディレクトリーにアクセスできます。非表示の ~snapshot ディレクトリーには、2つのエントリ ポイントからアクセスできます。

非表示の ~snapshot ディレクトリーには、共有内のジャンクション以外のサブディレクトリーからはアクセスできません。

次の例に示す設定では、「eng」共有にSMB 2.xで接続するWindowsクライアントのユーザーが、共有のルートの共有パス、およびパス内のすべてのジャンクション ポイントに手動で \~snapshot を追加することで、~snapshot ディレクトリーにアクセスできます。非表示の ~snapshot ディレクトリーには、次の3つのパスからアクセスできます。