ONTAP 9.13

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ストレージ効率化ポリシーの管理

ONTAP 9.8以降では、ONTAP System Managerを使用して、ETERNUS HXシリーズ上のStorage VMの効率化ポリシーを有効化、無効化、追加、編集、削除できます。

この機能は、ETERNUS AXシリーズでは使用できません。
手順
  1. [ストレージ] > [storage VM]を選択します。

  2. 効率化ポリシーを管理するStorage VMを選択します。

  3. [設定]タブで、[Efficiency Policy]セクションにあるblue_arrow to rightを選択します。 選択中のStorage VMの効率化ポリシーが表示されます。

次のタスクを実行できます。

  • 効率化ポリシーを 有効化または無効化 するには、[Status]列のトグル ボタンをクリックします。

  • 効率化ポリシーを 追加 するには、[追加] をクリックします。

  • 効率化ポリシーを 編集 するには、ポリシー名の右にあるメニュー アイコンをクリックし、[編集] を選択します。

  • 効率化ポリシーを 削除 するには、ポリシー名の右にあるメニュー アイコンをクリックし、[削除] を選択します。

効率化ポリシーの設定オプション

  • Auto

    重複排除をバックグラウンドで継続的に実行するように指定します。このポリシーは、新規に作成されるすべてのボリュームと、アップグレードされたボリュームのうち、バックグラウンド重複排除が手動で設定されていないボリュームに対して設定されます。ポリシーを 「default」 またはその他のポリシーに変更すると、 「auto」 ポリシーは無効になります。

    ボリュームがETERNUS AX series以外のシステムからETERNUS AX seriesに移動した場合、移動先のノードで「auto」ポリシーがデフォルトで有効になります。ボリュームがETERNUS AX seriesノードからETERNUS AX series以外のノードに移動すると、デフォルトで移動先ノードの「auto」ポリシーが「inline-only」ポリシーに変更されます。

  • Policy

    効率化ポリシーの名前を指定します。

  • Status

    効率化ポリシーのステータスを指定します。ステータスは、次のいずれかになります。

    • Enabled

      効率化ポリシーを重複排除処理に割り当てることができます。

    • Disabled

      効率化ポリシーを無効にします。ステータスのドロップダウン メニューを使用してポリシーを有効にし、あとで重複排除処理に割り当てることができます。

  • Run By

    ストレージ効率化ポリシーをスケジュールに基づいて実行するか、しきい値(変更ログのしきい値)に基づいて実行するかを指定します。

  • QoS Policy

    ストレージ効率化ポリシーのQoSタイプを指定します。次のいずれかを指定できます。

    • Background

      QoSポリシーをバックグラウンドで実行します。クライアント処理に対するパフォーマンスの影響を軽減できます。

    • Best-effort

      QoSポリシーをベストエフォート ベースで実行します。システム リソース最大限利用することができます。

  • Maximum Runtime

    効率化ポリシーの最大実行時間を指定します。この値を指定しない場合、効率化ポリシーは処理が完了するまで実行されます。

詳細領域

効率化ポリシーのリストの下には、選択した効率化ポリシーに関する追加情報が表示されます。スケジュールベースのポリシーの場合はスケジュールの名前と詳細、しきい値ベースのポリシーの場合はしきい値などが表示されます。

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