エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

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ONTAP 9.11.1の新機能

ONTAP 9.11.1で利用できる新機能について説明します。

ONTAPを最新バージョンにアップグレードするには、「ONTAPのアップグレードの準備」を参照してください。

データ保護

更新 説明

外部キー サーバーのクラスタ化

クラスタ化されたKMIPサーバー ソリューションを提供するFujitsuパートナー向けに、クラスタ化された外部キー管理サーバーのサポートが追加されました。これにより、プライマリーとセカンダリーのKMIPサーバーを追加して、暗号化キー データの重複を防止できます。サポートされるパートナーについては、弊社のサポートにお問い合わせください。

ONTAP System ManagerのSnapMirror Asynchronousポリシー

ボリュームとStorage VMを保護する際に、ONTAP System Managerを使用して、事前作成済みおよびカスタムのミラー ポリシーとバックアップ ポリシーの追加、従来のポリシーの表示、保護ポリシーに定義された転送スケジュールの上書きを行うことができます。また、ONTAP System Managerを使用して、ボリュームとStorage VMの保護関係を編集することもできます。

ONTAP 9.8P12以降のONTAP 9.8パッチ リリースを実行しており、ONTAP System ManagerからSnapMirrorを設定した場合、ONTAP 9.9.1またはONTAP 9.10.1リリースにアップグレードする際は、ONTAP 9.9.1P13以降およびONTAP 9.10.1P10以降のパッチ リリースをアップグレードに使用してください。

SnapMirror Cloudによる単一ディレクトリーのリストア

admin権限レベルのクラスタ管理者が、クラウド エンドポイントから単一ディレクトリーのリストア処理を実行できます。リストア元のバックアップ エンドポイントを特定するためにソース エンドポイントのUUIDを指定する必要があります。複数のバックアップでデスティネーションと同じcloud_endpoint_nameを使用できるため、restoreコマンドではバックアップに関連付けられたUUIDを指定する必要があります。snapmirror showコマンドを使用することで、source_endpoint_uuidを取得できます。

SnapMirror Active Syncのサポートの強化

  • SnapMirror Active Syncで、ホストとしてAIXがサポートされます

  • SnapMirror Active Syncで単一ファイルのSnapRestoreがサポートされるため、SnapMirror Active Sync構成のLUNまたは通常のファイルを個別にリストアできます

SVMデータ レプリケーションのクイック再同期

SVMデータ レプリケーションのクイック再同期を使用すると、ストレージ管理者は、データ ウェアハウスの完全な再構築を省略できるため、ディザスタ リカバリーのリハーサルからより迅速にリカバリーできます。

MetroClusterでのSVMデータ レプリケーションのサポート

MetroCluster構成の両側でSVM-DRソースがサポートされます。

REST APIでは、整合グループで2フェーズのSnapshot手順がサポートされるため、Snapshotをコミットする前に事前確認を実行できます。

ファイル アクセス プロトコル

更新 説明

TLSv1.3のサポート

ONTAPでは、HTTPSおよびREST API管理プロトコルでTLS 1.3がサポートされます。TLS 1.3は、SP / BMCやクラスタ ピアリング暗号化ではサポートされません。

LDAP高速バインドのサポート

LDAPサーバーでサポートされている場合は、LDAP高速バインドを使用して、ONTAP管理者ユーザーをすばやく簡単に認証できます。

MetroCluster

更新 説明

ONTAP Mediator 1.4のサポート

MetroCluster IP構成では、ONTAP Mediatorソフトウェア バージョン1.4がサポートされます。

整合グループのサポート

MetroCluster構成で整合グループがサポートされます。

MetroCluster構成のプラットフォームおよびスイッチ構成の拡張機能については、_ONTAP 9のリリース ノート_を参照してください。

ネットワーク

更新 説明

Link Layer Discovery Protocol(LLDP)

クラスタ ネットワークでLLDPがサポートされます。これにより、Cisco Discovery Protocol(CDP)をサポートしていないクラスタ スイッチともONTAPを連携できます。

LIFサービス

新しいクライアント側のLIFサービスでは、アウトバウンドのAD、DNS、LDAP、NISの要求にどのLIFを使用するかをより細かく制御できます。

S3オブジェクト ストレージ

更新 説明

S3オブジェクト操作のサポートの追加

ONTAP APIで、CreateBucketDeleteBucketDeleteObjectsの各操作がサポートされます。さらに、ONTAP S3では、PutBucketVersioningGetBucketVersioningListBucketVersionsを使用したオブジェクトのバージョン管理と関連操作がサポートされます。

SAN

更新 説明

iSCSI LIFフェイルオーバー

新しいiSCSI LIFフェイルオーバー機能では、SFOパートナーのフェイルオーバー時およびローカル フェイルオーバー時にiSCSI LIFを自動および手動で移行できます。iSCSI LIFフェイルオーバーは、オールSANアレイ(ASA)プラットフォームで使用できます。

LUNからNVMeネームスペース、NVMeネームスペースからLUNへの無停止での移行

ONTAP CLIを使用して、既存のLUNをNVMeネームスペースに、または既存のNVMeネームスペースをLUNにインプレースで変換できます。

セキュリティ

更新 説明

自律型ランサムウェア対策(ARP)の機能拡張

ARP検出アルゴリズムが強化され、追加のマルウェアの脅威を検出できるようになりました。また、自律型ランサムウェア対策のアクティブ化に新しいライセンス キーが使用されます。ONTAP 9.10.1からアップグレードしたONTAPシステムの場合は、以前のライセンス キーでも同じ機能を利用できます。

マルチ管理者認証

マルチ管理者認証が有効になっている場合、ボリュームやSnapshotコピーの削除などの一部の操作は、指定された管理者の承認がないと実行できません。これにより、侵害を受けた管理者、悪意のある管理者、または経験の浅い管理者が望ましくない変更やデータの削除を行えないようにすることができます。

Storage Efficiency

更新 説明

物理容量の削減量の表示

ボリュームでTemperature Sensitive Storage Efficiencyを有効にしている場合は、volume show-footprintコマンドを使用して物理容量の削減量を表示できます。

SnapLockでのFlexGroupボリュームのサポート

SnapLockでは、FlexGroupボリュームに格納されたデータがサポートされます。FlexGroupボリュームは、SnapLock ComplianceモードとSnapLock Enterpriseモードでサポートされます。

SVMのデータ移動

サポートされるETERNUS AXシリーズの数が3つに増え、ソースとデスティネーションの両方でONTAP 9.11.1以降を実行している場合にSnapMirror関係がサポートされるようになりました。外部キー管理(KMIP)も導入され、クラウドとオンプレミスの両方の環境で使用できます。

ストレージ リソース管理の機能拡張

更新 説明

ファイルシステム分析におけるSVMレベルでのアクティビティ追跡

アクティビティ追跡はSVMレベルで集計され、読み取り / 書き込みIOPSとスループットが追跡されるため、データに関する実用的な分析情報が瞬時に得られます。

ファイル アクセス時間の更新の有効化

有効にすると、現在までに経過したアクセス時間がユーザーが指定した期間を超えた場合にのみ、FlexCacheの元のボリュームでアクセス時間が更新されます。

ディレクトリーの非同期削除

非同期削除は、ストレージ管理者によってボリュームに対する権限が付与されたNFSクライアントとSMBクライアントで使用できます。非同期削除が有効になっている場合、Linuxクライアントではmvコマンド、Windowsクライアントではrenameコマンドを使用して、ディレクトリーの削除や、非表示の.ontaptrashbinディレクトリーへの移動を行えます。

SnapLockでのFlexGroupボリュームのサポート

SnapLockでは、FlexGroupボリュームに格納されたデータがサポートされます。FlexGroupボリュームは、SnapLock ComplianceモードとSnapLock Enterpriseモードでサポートされます。SnapLockでは、次の処理をFlexGroupボリュームで行うことはできません。SnapLock for SnapVault、イベントベースの保持、リーガル ホールド。

SVM管理の機能拡張

更新 説明

SVMのデータ移動

サポートされるETERNUS AXシリーズの数が3つに増え、ソースとデスティネーションの両方でONTAP 9.11.1以降を実行している場合にSnapMirror関係がサポートされるようになりました。外部キー管理(KMIP)も導入され、クラウドとオンプレミスの両方の環境で使用できます。

ONTAP System Manager

更新 説明

SnapMirror Asynchronousポリシーの管理

ボリュームとStorage VMを保護する際に、ONTAP System Managerを使用して、事前作成済みおよびカスタムのミラー ポリシーとバックアップ ポリシーの追加、従来のポリシーの表示、保護ポリシーに定義された転送スケジュールの上書きを行います。また、ONTAP System Managerを使用して、ボリュームとStorage VMの保護関係を編集することもできます。

ONTAP 9.8P12以降のONTAP 9.8パッチ リリースを使用しており、ONTAP System Managerを使用してSnapMirrorを設定しており、ONTAP 9.9.1またはONTAP 9.10.1リリースにアップグレードする場合は、ONTAP 9.9.1P13以降およびONTAP 9.10.1P10以降のパッチ リリースをアップグレードに使用してください。

ハードウェアの可視化

ONTAP System Managerのハードウェア可視化機能は、現在のすべてのETERNUS AXおよびETERNUS HXシリーズをサポートしています。

システム分析情報

ONTAP System Managerの[Insights]ページには、容量やセキュリティに関する追加の分析情報のほか、クラスタやStorage VMの構成に関する新しい分析情報が表示されるため、システムの最適化に役立ちます。

ユーザービリティの向上

  • 新しく作成したボリュームはデフォルトでは共有できない:NFSでのエクスポートやSMB / CIFSでの共有など、デフォルトのアクセス権限を指定できるほか、権限レベルも指定できます。

  • SANの簡易化:イニシエータ グループを追加または編集するときに、ONTAP System Managerでグループ内のイニシエータの接続ステータスを表示することで、接続中のイニシエータがグループに含まれていることを確認し、LUNデータへのアクセスを確保することができます。

高度なローカル階層(アグリゲート)処理

ONTAP System Managerの管理者は、ONTAP System Managerからの推奨事項を受け入れたくない場合に、ローカル階層の構成を指定できます。また、既存のローカル階層のRAID構成を編集することもできます。

ONTAP 9.8P12以降のONTAP 9.8パッチ リリースを使用しており、ONTAP System Managerを使用してSnapMirrorを設定しており、ONTAP 9.9.1またはONTAP 9.10.1リリースにアップグレードする場合は、ONTAP 9.9.1P13以降およびONTAP 9.10.1P10以降のパッチ リリースをアップグレードに使用してください。

監査ログの管理

ONTAP System Managerを使用して、ONTAP監査ログを表示および管理できます。

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