ONTAP 9.13

to English version

iSCSI認証の仕組み

iSCSIセッションの第一段階では、イニシエータはストレージ システムにログイン要求を送信してiSCSIセッションを開始します。ストレージ システムでは、このログイン要求を許可または拒否するか、またはログインが不要であると判断します。

iSCSI認証方法は次のとおりです。

  • Challenge Handshake Authentication Protocol(CHAP) - イニシエータはCHAPユーザー名およびパスワードを使用してログインします。

    CHAPパスワードを指定するか、または16進数のシークレット パスワードを生成できます。CHAPユーザー名およびパスワードには、次の2種類があります。

    • インバウンド - ストレージ システムがイニシエータを認証します。

      CHAP認証を使用する場合は、インバウンド設定が必要です。

    • アウトバウンド - イニシエータがストレージ システムを認証できるようにするオプションの設定です。

      インバウンド ユーザー名およびパスワードをストレージ システムで定義した場合に限って、アウトバウンド設定を使用できます。

  • deny - イニシエータはストレージ システムへのアクセスを拒否されます。

  • none - ストレージ システムはイニシエータに対する認証を必要としません。

イニシエータとその認証方法の一覧を定義できます。この一覧にないイニシエータに適用するデフォルトの認証方法も定義できます。

Top of Page