ONTAP 9.13

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Hyper-V over SMBでの継続的可用性を備えた共有の要件と考慮事項

ノンストップ オペレーションをサポートするHyper-V over SMB構成で継続的可用性を備えた共有を設定する場合は、いくつかの要件と考慮事項に注意する必要があります。

共有の要件

  • アプリケーション サーバーが使用する共有には、継続的可用性が設定されている必要があります。

    継続的可用性を備えた共有に接続するアプリケーション サーバーは永続的ハンドルを受け取ります。永続的ハンドルを使用すると、テイクオーバー、ギブバック、アグリゲートの再配置などの停止イベントのあとにSMB共有に無停止で再接続し、ファイル ロックを再取得することができます。

  • リモートVSSに対応したバックアップ サービスを使用する場合は、ジャンクションを含む共有にHyper-Vファイルを配置することはできません。

    自動リカバリーの場合、共有のトラバース時にジャンクションが見つかると、シャドウ コピーの作成は失敗します。自動リカバリーではない場合、シャドウ コピーの作成は失敗しませんが、ジャンクションは何も参照しません。

  • リモートVSSに対応したバックアップ サービスと自動リカバリーを使用する場合は、以下を含む共有にHyper-Vファイルを配置することはできません。

    • シンボリック リンク、ハードリンク、またはワイドリンク

    • 通常以外のファイル

      シャドウ コピーを実行する共有にリンクまたは通常以外のファイルが含まれている場合は、シャドウ コピーの作成に失敗します。この要件は、自動リカバリーを使用するシャドウ コピーにのみ適用されます。

    • シャドウ コピー処理を実行するには、ボリュームに十分な利用可能スペースが必要です(Hyper-V over SMBの場合のみ)。

      利用可能なスペースは、シャドウ コピー バックアップ セットに含まれている共有内のすべてのファイル、ディレクトリー、およびサブディレクトリーによって使用される総スペースと同サイズ以上である必要があります。この要件は、自動リカバリーを使用するシャドウ コピーにのみ適用されます。

  • アプリケーション サーバーが使用する継続的可用性を備えた共有では、次の共有プロパティを設定しないでください。

    • ホーム ディレクトリー

    • 属性のキャッシュ

    • BranchCache

考慮事項

  • クォータは継続的可用性を備えた共有でサポートされます。

  • Hyper-V over SMB構成では、次の機能はサポートされません。

    • 監査

    • FPolicy

  • continuously-availability パラメーターが Yes に設定されているSMB共有ではウイルス スキャンは実行されません。

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