ONTAP 9.13

to English version

ベースボード管理コントローラーの機能

特定のハードウェア プラットフォームにおいて、ベースボード管理コントローラー(BMC)と呼ばれる新しいオンボード コントローラーがサポートされるようになりました。BMCには、デバイスのリモート管理に使用できるコマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドが用意されています。

BMCは、サービス プロセッサー(SP)と同じように機能し、同じコマンドを多数使用します。BMCでは、次の作業を行うことができます。

  • BMCのネットワーク設定を構成する。

  • ノードにリモートからアクセスし、ノードの診断、シャットダウン、電源の再投入、リブートなどのノード管理タスクを実行する。

SPとBMCには、次のようないくつかの違いがあります。

  • BMCは、電源装置要素、冷却要素、温度センサー、電圧センサー、および電流センサーによる環境の監視を完全に制御します。センサー情報はIPMIを介してONTAPにレポートされます。

  • ハイアベイラビリティ(HA)とストレージ関連のコマンドが一部異なります。

  • BMCはAutoSupportメッセージを送信しません。

ONTAP 9.7 GA以降を実行している場合は、次の条件で自動ファームウェア更新も利用できます。

  • BMCファームウェア リビジョン1.15以降がインストールされている必要があります。

    BMCファームウェア1.12から1.15以降にアップグレードするときは手動で更新する必要があります。

  • ファームウェアの更新が完了するとBMCが自動的にリブートします。

    BMCのリブートがノードの操作に影響することはありません。

Top of Page