ONTAP 9.13

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クラスタ管理サーバーとは

クラスタ管理サーバーは、クラスタを1つの管理可能なエンティティとして扱う特別なStorage Virtual Machine(SVM)で、 管理 SVMとも呼ばれます。クラスタ管理サーバーは最上位の管理ドメインとして機能するとともに、データSVMに論理的に属さないリソースを所有します。

クラスタ管理サーバーは、クラスタ上で常に使用できます。クラスタ管理サーバーには、コンソールまたはクラスタ管理LIFからアクセスできます。

ホーム ネットワーク ポートに障害が発生すると、クラスタ管理LIFがクラスタ内の別のノードに自動的にフェイルオーバーします。使用している管理プロトコルの接続特性に応じて、ユーザーがフェイルオーバーを認識できる場合とできない場合があります。コネクションレス型プロトコル(SNMPなど)を使用している場合、または接続が限定されている場合(HTTPなど)には、フェイルオーバーを認識する可能性は低くなります。ただし、長期的な接続(SSHなど)を使用している場合は、フェイルオーバー後にクラスタ管理サーバーに再接続する必要があります。

クラスタを作成した場合は、IPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、ポートなど、クラスタ管理LIFのすべての特性を設定します。

データSVMやノードSVMとは異なり、クラスタ管理サーバーにはルート ボリュームもホスト ユーザー ボリュームもありません(システム ボリュームをホストすることは可能)。さらに、クラスタ管理サーバーで使用できるのはクラスタ管理タイプのLIFだけです。

vserver show コマンドを実行すると、コマンドの出力リストにクラスタ管理サーバーが表示されます。

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