ONTAP 9.13

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SSH公開鍵アカウントの有効化

security login createコマンドを使用して、管理者アカウントがSSH公開鍵を使用して管理またはデータSVMにアクセスできるようにすることができます。

要件

このタスクを実行するには、クラスタ管理者である必要があります。

タスク概要
  • アカウントがSVMにアクセスするためには、アカウントに公開鍵を関連付けておく必要があります。

    このタスクは、アカウント アクセスを有効にする前後どちらでも実行できます。

  • ログイン アカウントに割り当てるアクセス制御ロールが確定していない場合は、あとでsecurity login modifyコマンドを使用してロールを追加できます。

クラスタでFIPSモードを有効にする場合は、サポートされているキー アルゴリズムが使用されていない既存のSSH公開鍵アカウントを、サポートされているキー タイプで再設定する必要があります。 アカウントの再設定は、FIPを有効にする前に行う必要があります。そうしないと、管理者認証は失敗します。

次の表に、ONTAP SSH接続でサポートされるホスト キー タイプ アルゴリズムを示します。 これらのキー タイプは、SSH公開認証の設定には適用されません。

ONTAPリリース

FIPSモードでサポートされるキー タイプ

FIPS以外のモードでサポートされるキー タイプ

9.11.1以降

ecdsa-sha2-nistp256

ecdsa-sha2-nistp256
rsa-sha2-512
rsa-sha2-256
ssh-ed25519
ssh-dss
ssh-rsa

9.10.1以前

ecdsa-sha2-nistp256
ssh-ed25519

ecdsa-sha2-nistp256
ssh-ed25519
ssh-dss
ssh-rsa

ssh-ed25519ホスト キー アルゴリズムのサポートは、9.11.1で廃止されました。

詳細については、「Configure network security using FIPS」を参照してください。

手順
  1. ローカル管理者アカウントがSSH公開鍵を使用してSVMにアクセスできるようにします。

    security login create -vserver SVM_name -user-or-group-name user_or_group_name -application application -authmethod authentication_method -role role -comment comment

    コマンド構文全体については、ワークシートを参照してください。

    次のコマンドは、事前定義のvsadmin-volumeロールが割り当てられたSVM管理者アカウントsvmadmin1が、SVM engData1にSSH公開鍵を使用してアクセスできるようにします。

    cluster1::>security login create -vserver engData1 -user-or-group-name svmadmin1 -application ssh -authmethod publickey -role vsadmin-volume
終了後の操作

管理者アカウントに公開鍵が関連付けられていない場合、アカウントがSVMにアクセスする前に関連付けておく必要があります。

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