ONTAP 9.13

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ドライブデータ完全消去が中断された場合の動作

ユーザーによる操作や予期しない停電などによってドライブデータ完全消去が中断された場合、完全消去を実行していたドライブは既知の状態に戻されますが、完全消去プロセスを完了するには手動の処理も必要になります。

ドライブデータ完全消去の処理には時間がかかります。停電、システム パニック、手動操作などによって完全消去プロセスが中断された場合は、完全消去プロセスを最初からやり直す必要があります。この場合、ドライブは完全消去済みとはみなされません。

ドライブデータ完全消去がフォーマット フェーズ中に中断された場合、ONTAPは、中断によって破損したすべてのドライブをリカバリーします。そのため、システムのリブート時、および1時間ごとに、完全消去のフォーマット フェーズが完了していないターゲット ドライブの有無がチェックされます。該当するドライブが見つかると、リカバリーが実行されます。リカバリー方法はドライブの種類によって異なります。ドライブのリカバリーが完了したら、そのドライブの完全消去プロセスを再実行できます。HDDの場合は、-s オプションを使用して、フォーマット フェーズを繰り返す必要がないことを指定できます。

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