エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

ONTAP Mediatorサービスのインストールまたはアップグレードの準備

ONTAP Mediatorサービスをインストールするには、すべての前提条件を満たしていることを確認してから、インストール パッケージを取得してホストでインストーラを実行する必要があります。この手順は、新規インストールまたは既存のインストールのアップグレードに使用します。

タスク概要
  • 任意のバージョンのONTAP Mediatorを使用してMetroCluster IP構成およびSnapMirror Active Sync関係を監視できます。

  • ONTAP 9.8以降では、任意のバージョンのONTAP Mediatorを使用してSnapMirror Active Sync関係を監視できます。

開始する前に

次の前提条件を満たしている必要があります。

ONTAP Mediatorバージョン

サポートされるLinuxバージョン

1.8

  • Red Hat Enterprise Linux: 8.6, 8.7, 8.8, 8.9, 8.10, 9.2, 9.3 and 9.4

  • Rocky Linux 8 and 9

1.7

  • Red Hat Enterprise Linux:8.5、8.6、8.7、8.8、8.9、9.0、9.1、9.2、9.3

  • Rocky Linux 8、9

1.6

  • Red Hat Enterprise Linux:8.4、8.5、8.6、8.7、8.8、9.0、9.1、9.2

  • Rocky Linux 8、9

1.5

  • Red Hat Enterprise Linux:7.6、7.7、7.8、7.9、8.1、8.2、8.3、8.4、8.5

  • CentOS:7.6、7.7、7.8、7.9

1.4

  • Red Hat Enterprise Linux:7.6、7.7、7.8、7.9、8.1、8.2、8.3、8.4、8.5

  • CentOS:7.6、7.7、7.8、7.9

1.3

  • Red Hat Enterprise Linux:7.6、7.7、7.8、7.9、8.1、8.2、8.3

  • CentOS:7.6、7.7、7.8、7.9

1.2

  • Red Hat Enterprise Linux:7.6、7.7、7.8、8.1

  • CentOS:7.6、7.7、7.8

カーネルのバージョンがオペレーティング システムのバージョンと一致している必要があります。
  • 64ビットの物理インストールまたは仮想マシン

  • 8GBのRAM

  • 1GBのディスクスペース(アプリケーションのインストール、サーバーログ、およびデータベースに使用)

  • ユーザー:ルート アクセス

カーネル以外のライブラリー パッケージはすべて安全に更新できますが、ONTAP Mediatorアプリケーションに反映させるにはリブートが必要になる場合があります。 リブートが必要な場合は、メンテナンス期間を設けることを推奨します。

yum-utilsパッケージをインストールする場合は、needs-restartingコマンドを実行できます。

カーネル コアは、ONTAP Mediatorバージョンのマトリックスでサポートされているバージョンにのみ更新することができます。リブートが必須であるため、メンテナンス期間を設ける必要があります。

リブート前にSCSTカーネル モジュールをアンインストールし、リブート後に再インストールする必要があります。

特定のリリースのONTAP Mediatorでは、サポートされるOSリリースよりあとのカーネルへのアップグレードはサポートされていません (テスト済みのSCSTモジュールがコンパイルされないため)。

UEFIセキュアー ブートが有効になっている場合のセキュリティ キーの登録

UEFIセキュアー ブートが有効になっている場合、ONTAP Mediatorをインストールするには、ONTAP Mediatorサービスを開始する前にセキュリティキーを登録する必要があります。システムがUEFI対応で、セキュアーブートがオンになっているかを確認するには、次の手順に従います。

手順
  1. mokutilがインストールされていない場合は、次のコマンドを実行します。

    yum install mokutil

  2. システムでUEFIセキュアーブートが有効になっているかを確認するには、次のコマンドを実行します。

    mokutil --sb-state

    結果は、このシステムでUEFIセキュアーブートが有効になっているかを示します。

    ONTAP Mediator 1.2.0以前のバージョンでは、このモードはサポートされていません。

UEFIセキュアー ブートの無効化

ONTAP Mediatorをインストールする前に、UEFIセキュアーブートを無効にすることもできます。

手順
  1. 物理マシンのBIOS設定で、[UEFI Secure Boot]オプションを無効にします。

  2. VMのVMware設定で、vSphere 6.xの場合は[Safe Start]オプション、vSphere 7.xの場合は[Secure Boot]オプションを無効にします。

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