エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9.14

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iSCSI LIFの自動フェイルオーバーの有効化または無効化

ONTAP 9.11.1以降にアップグレードした場合は、ONTAP 9.10.1以前で作成したすべてのiSCSI LIFでLIFの自動フェイルオーバーを手動で有効にする必要があります。

ONTAP 9.11.1以降では、オールフラッシュSANアレイプラットフォームでiSCSI LIFのLIFの自動フェイルオーバーを有効にできます。ストレージ フェイルオーバーが発生すると、iSCSI LIFは自動的にホーム ノードまたはポートからHAパートナー ノードまたはポートに移行され、フェイルオーバーの完了後に再び元のノードまたはポートに移行されます。また、iSCSI LIFのポートが正常な状態でなくなった場合、そのLIFは現在のホーム ノードの正常なポートに自動的に移行され、ポートが正常な状態に戻った時点で元のポートに移行されます。これにより、iSCSIで実行されているSANワークロードは、フェイルオーバー後にI/Oサービスを迅速に再開できます。

ONTAP 9.11.1以降では、次のいずれかの条件に該当する場合、新しく作成されたiSCSI LIFの自動LIFフェイルオーバーがデフォルトで有効になります。

  • SVMにiSCSI LIFがない

  • SVM上の全iSCSI LIFで自動LIFフェイルオーバーが有効になっている

iSCSI LIFの自動フェイルオーバーの有効化

デフォルトでは、ONTAP 9.10.1以前で作成したiSCSI LIFは、自動LIFフェイルオーバーが有効になっていません。自動LIFフェイルオーバーが有効になっていないiSCSI LIFがSVM上にある場合、新しく作成したLIFでも自動LIFフェイルオーバーは有効になりません。自動LIFフェイルオーバーが有効になっていない状態でフェイルオーバーが発生すると、iSCSI LIFは移行されません。

手順
  1. iSCSI LIFの自動フェイルオーバーを有効にします。

    network interface modify -vserver SVM_name -lif iscsi_lif –failover-policy sfo-partner-only -auto-revert true

    SVM上のすべてのiSCSI LIFを更新するには、lifではなく-lif*を使用します。

iSCSI LIFの自動フェイルオーバーの無効化

ONTAP 9.10.1以前で作成したiSCSI LIFでiSCSI LIFの自動フェイルオーバーを有効にしていた場合、それを無効にすることができます。

手順
  1. iSCSI LIFの自動フェイルオーバーを無効にします。

    network interface modify -vserver SVM_name -lif iscsi_lif –failover-policy disabled -auto-revert false

    SVM上のすべてのiSCSI LIFを更新するには、lifではなく-lif*を使用します。

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