エフサステクノロジーズ株式会社

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ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

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SnapMirror Active Sync関係にあるクラスタの計画的フェイルオーバーの実行

SnapMirror Active Sync関係にあるONTAPクラスタの計画的フェイルオーバーでは、セカンダリー クラスタがプライマリー クラスタをテイクオーバーするように、プライマリー クラスタとセカンダリー クラスタのロールを切り替えます。フェイルオーバー中は、通常はセカンダリー クラスタがローカルで入出力要求を処理し、クライアントの処理は中断されません。

計画的フェイルオーバーを実行して、ディザスタ リカバリー構成の正常性をテストしたり、プライマリー クラスタのメンテナンスを実施したりできます。

タスク概要

計画的フェイルオーバーは、セカンダリー クラスタの管理者が開始します。この処理を実行するには、セカンダリー クラスタがプライマリーをテイクオーバーするように、プライマリーとセカンダリーのロールを切り替える必要があります。新しいプライマリー クラスタがローカルで入出力要求の処理を開始できるようになり、クライアントの処理は中断されません。

開始する前に
  • SnapMirror Active Sync関係が同期されている必要があります。

  • ノンストップ オペレーションの実行中は、計画的フェイルオーバーを開始できません。ノンストップ オペレーションには、ボリュームの移動、アグリゲートの再配置、ストレージ フェイルオーバーなどがあります。

  • ONTAP Mediatorが設定されて接続され、クォーラムを構成している必要があります。

手順

ONTAP CLIまたはONTAP System Managerを使用して計画フェイルオーバーを実行できます。

ONTAP System Manager
ONTAP 9.8~9.14.1では、SnapMirror Active SyncはSnapMirror Business Continuity(SM-BC)と呼びます。
  1. ONTAP System Managerで、[保護] > [概要] > [関係]の順に選択します。

  2. フェイルオーバーするSM-BC関係を特定します。名前の横にある…​を選択し、[フェイルオーバー]を選択します。

  3. フェイルオーバーのステータスを監視するには、ONTAP CLIでsnapmirror failover showコマンドを使用します。

CLI
  1. デスティネーション クラスタから、フェイルオーバー処理を開始します。

    destination::>snapmirror failover start -destination-path vs1_dst:/cg/cg_dst

  2. フェイルオーバーの進捗状況を監視します。

    destination::>snapmirror failover show

  3. フェイルオーバー処理が完了したら、デスティネーションからSnapMirror同期保護関係のステータスを監視できます。

    destination::>snapmirror show

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