ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )
FlexGroupボリュームでのクォータの使用
ONTAP 9.7以降では、FlexGroupボリュームに対するクォータ ルールに制限を適用できます。
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FlexGroupボリュームにハードリミット、ソフト リミット、しきい値制限の各クォータを指定できます。
これらの制限を指定して、特定のユーザー / グループ / qtreeが使用 / 作成できるスペースの量、ファイル数、あるいはその両方を制限できます。クォータ制限を指定すると、以下の各状況で警告メッセージが生成されます。
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使用量が設定されているソフト リミットを超えた場合、警告メッセージが表示されますが、後続のトラフィックは引き続き許可されます。
その後使用量がソフト リミットを再び下回ると、解決済みのメッセージが表示されます。
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使用量が設定されているしきい値制限を超えた場合、2つ目の警告メッセージが表示されます。
その後使用量がしきい値制限を下回っても、解決済みのメッセージは表示されません。
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使用量が設定されているハードリミットに達した場合、トラフィックが拒否されて、それ以降はリソースを消費できなくなります。
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クォータの初期化中はクォータは適用されず、クォータの初期化後に超過したクォータに関する通知が生成されることはありません。
クォータの初期化中にクォータが超過したかを確認するには、
volume quota report
コマンドを使用します。
クォータのターゲットとタイプ
クォータにはユーザー、グループ、またはqtreeの3種類のタイプがあります。クォータターゲットは、クォータ制限が適用されるユーザー、グループ、またはqtreeを指定します。
次の表に、クォータターゲットの種類、各クォータターゲットに関連付けられているクォータのタイプ、および各クォータターゲットの指定方法を示します。
クォータターゲット |
クォータ タイプ |
ターゲットの指定方法 |
メモ |
||
---|---|---|---|---|---|
ユーザー |
ユーザークォータ |
UNIXユーザー名 UNIX UID Windows SID |
ユーザークォータは、特定のボリュームまたはqtreeに適用できます |
||
グループ |
グループクォータ |
UNIXグループ名 UNIX GID |
グループクォータは、特定のボリュームまたはqtreeに適用できます
|
||
qtree |
ツリークォータ |
qtree名 |
ツリークォータは特定のボリュームに適用され、他のボリューム内のqtreeには影響しません |
||
|
ユーザークォータ グループクォータ ツリークォータ |
二重引用符("") |
""と表示されたクォータターゲットは、デフォルト クォータ です。デフォルト クォータについては、クォータのタイプはtypeフィールドの値によって決まります |
クォータ制限を超えたときのFlexGroupボリュームの動作
FlexGroupボリュームでクォータ制限がサポートされます。FlexGroupボリュームとFlexVolでは、クォータ制限の適用方法にいくつかの違いがあります。
クォータ制限を超えたときのFlexGroupボリュームの動作は次のとおりです。
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FlexGroupボリュームのスペースとファイルの使用量が設定されているハードリミットを最大で5%上回っても、クォータ制限が適用されず、後続のトラフィックが拒否されない場合があります。
ONTAPでは、最大のパフォーマンスを実現するために、スペース消費量が設定されているハードリミットをわずかに超えてもクォータが適用されないことがあります。この超過分のスペース消費量は、設定されているハードリミット(1GBまたは65,536個のファイルのいずれか小さい方)の5%より多くなることはありません。
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クォータ制限に達したあとにユーザーまたは管理者が一部のファイルやディレクトリーを削除してクォータ使用量が制限を下回ると、クォータを消費する後続のファイル処理が遅れて再開されます(再開までの時間は5秒以内)。
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FlexGroupボリュームのスペースとファイルの合計使用量が設定されているクォータ制限を超えた場合、イベント ログ メッセージのロギングがわずかに遅れることがあります。
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FlexGroupボリュームの一部の構成がいっぱいになった場合は、クォータ制限に達していなくても「スペース不足」エラーが発生することがあります。
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クォータのハードリミットが設定されているクォータターゲットで、ファイル / ディレクトリーの名前変更やqtree間のファイル移動などの処理を実行すると、FlexVolで同様の処理を実行する場合に比べて時間がかかることがあります。
FlexGroupボリュームに対するクォータの適用例
以下の各例では、ONTAP 9.7以降で制限が指定されたクォータを設定する方法を説明します。
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user
タイプのクォータ ポリシー ルールを作成し、現実的な値のドライブのソフト リミットとハードリミットを指定します。cluster1::> volume quota policy rule create -vserver vs0 -policy-name default -volume FG -type user -target "" -qtree "" -disk-limit 1T -soft-disk-limit 800G
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クォータ ポリシー ルールを確認します。
cluster1::> volume quota policy rule show -vserver vs0 -policy-name default -volume FG Vserver: vs0 Policy: default Volume: FG Soft Soft User Disk Disk Files Files Type Target Qtree Mapping Limit Limit Limit Limit Threshold ----- -------- ------- ------- -------- ------- ------ ------- --------- user "" "" off 1TB 800GB - - -
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新しいクォータ ルールをアクティブ化するには、ボリュームのクォータを初期化します。
cluster1::> volume quota on -vserver vs0 -volume FG -foreground true [Job 49] Job succeeded: Successful
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クォータ レポートを使用して、FlexGroupボリュームのドライブとファイルの使用量を確認します。
cluster1::> volume quota report -vserver vs0 -volume FG Vserver: vs0 ----Disk---- ----Files----- Quota Volume Tree Type ID Used Limit Used Limit Specifier ------- -------- ------ ------- ----- ----- ------ ------ --------- FG user root 50GB - 1 - FG user * 800GB 1TB 0 - * 2 entries were displayed.
ドライブのハードリミットに達すると、クォータ ポリシー ルールのターゲット(この例ではユーザー)はファイルへのデータの書き込みをブロックされます。
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user
タイプのクォータ ポリシー ルールを作成します。その際に、クォータターゲットに複数のユーザー(UNIXユーザー、SMBユーザー、または両ユーザーの組み合わせ)を指定し、現実的な値のドライブのソフト リミットとハードリミットを指定します。cluster1::> quota policy rule create -vserver vs0 -policy-name default -volume FG -type user -target "rdavis,ABCCORP\RobertDavis" -qtree "" -disk-limit 1TB -soft-disk-limit 800GB
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クォータ ポリシー ルールを確認します。
cluster1::> quota policy rule show -vserver vs0 -policy-name default -volume FG Vserver: vs0 Policy: default Volume: FG Soft Soft User Disk Disk Files Files Type Target Qtree Mapping Limit Limit Limit Limit Threshold ----- -------- ------- ------- -------- ------- ------ ------- --------- user "rdavis,ABCCORP\RobertDavis" "" off 1TB 800GB - -
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新しいクォータ ルールをアクティブ化するには、ボリュームのクォータを初期化します。
cluster1::> volume quota on -vserver vs0 -volume FG -foreground true [Job 49] Job succeeded: Successful
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クォータの状態がアクティブであることを確認します。
cluster1::> volume quota show -vserver vs0 -volume FG Vserver Name: vs0 Volume Name: FG Quota State: on Scan Status: - Logging Messages: on Logging Interval: 1h Sub Quota Status: none Last Quota Error Message: - Collection of Quota Errors: -
-
クォータ レポートを使用して、FlexGroupボリュームのドライブとファイルの使用量を確認します。
cluster1::> quota report -vserver vs0 -volume FG Vserver: vs0 ----Disk---- ----Files----- Quota Volume Tree Type ID Used Limit Used Limit Specifier ------- -------- ------ ------- ----- ----- ------ ------ --------- FG user rdavis,ABCCORP\RobertDavis 0B 1TB 0 - rdavis,ABCCORP\RobertDavis
クォータ制限は、クォータターゲットにリストされているすべてのユーザーに適用されます。
ドライブのハードリミットに達すると、クォータターゲットにリストされているユーザーはそれ以降のファイルへのデータの書き込みをブロックされます。
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user
タイプのクォータ ポリシー ルールを作成します。その際に、UNIXユーザーまたはWindowsユーザーをクォータターゲットとして指定してuser-mapping
をon
に設定し、現実的な値のドライブのソフト リミットとドライブのハードリミットを指定します。UNIXユーザーとWindowsユーザーのマッピングは、
vserver name-mapping create
コマンドを使用して事前に設定しておく必要があります。cluster1::> quota policy rule create -vserver vs0 -policy-name default -volume FG -type user -target rdavis -qtree "" -disk-limit 1TB -soft-disk-limit 800GB -user-mapping on
-
クォータ ポリシー ルールを確認します。
cluster1::> quota policy rule show -vserver vs0 -policy-name default -volume FG Vserver: vs0 Policy: default Volume: FG Soft Soft User Disk Disk Files Files Type Target Qtree Mapping Limit Limit Limit Limit Threshold ----- -------- ------- ------- -------- ------- ------ ------- --------- user rdavis "" on 1TB 800GB - - -
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新しいクォータ ルールをアクティブ化するには、ボリュームのクォータを初期化します。
cluster1::> volume quota on -vserver vs0 -volume FG -foreground true [Job 49] Job succeeded: Successful
-
クォータの状態がアクティブであることを確認します。
cluster1::> volume quota show -vserver vs0 -volume FG Vserver Name: vs0 Volume Name: FG Quota State: on Scan Status: - Logging Messages: on Logging Interval: 1h Sub Quota Status: none Last Quota Error Message: - Collection of Quota Errors: -
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クォータ レポートを使用して、FlexGroupボリュームのドライブとファイルの使用量を確認します。
cluster1::> quota report -vserver vs0 -volume FG Vserver: vs0 ----Disk---- ----Files----- Quota Volume Tree Type ID Used Limit Used Limit Specifier ------- -------- ------ ------- ----- ----- ------ ------ --------- FG user rdavis,ABCCORP\RobertDavis 0B 1TB 0 - rdavis
クォータ制限は、クォータターゲットにリストされているユーザーと、そのユーザーに対応するWindowsユーザーまたはUNIXユーザーの両方に適用されます。
ドライブのハードリミットに達すると、クォータターゲットにリストされているユーザーと、そのユーザーに対応するWindowsユーザーまたはUNIXユーザーは、それ以降のファイルへのデータの書き込みをブロックされます。
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tree
タイプのクォータ ポリシー ルールを作成し、現実的な値のドライブのソフト リミットとハードリミットを指定します。cluster1::> quota policy rule create -vserver vs0 -policy-name default -volume FG -type tree -target tree_4118314302 -qtree "" -disk-limit 48GB -soft-disk-limit 30GB
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クォータ ポリシー ルールを確認します。
cluster1::> quota policy rule show -vserver vs0 Vserver: vs0 Policy: default Volume: FG Soft Soft User Disk Disk Files Files Type Target Qtree Mapping Limit Limit Limit Limit Threshold ----- -------- ------- ------- -------- ------- ------ ------- --------- tree tree_4118314302 "" - 48GB - 20 -
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新しいクォータ ルールをアクティブ化するには、ボリュームのクォータを初期化します。
cluster1::> volume quota on -vserver vs0 -volume FG -foreground true [Job 49] Job succeeded: Successful
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クォータ レポートを使用して、FlexGroupボリュームのドライブとファイルの使用量を確認します。
cluster1::> quota report -vserver vs0 Vserver: vs0 ----Disk---- ----Files----- Quota Volume Tree Type ID Used Limit Used Limit Specifier ------- -------- ------ ------- ----- ----- ------ ------ --------- FG tree_4118314302 tree 1 30.35GB 48GB 14 20 tree_4118314302
クォータ制限は、クォータターゲットにリストされているユーザーと、そのユーザーに対応するWindowsユーザーまたはUNIXユーザーの両方に適用されます。
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NFSクライアントからは、
df
コマンドを実行して、合計スペース使用量、使用可能なスペース、および使用済みスペースを表示します。scsps0472342001# df -m /t/10.53.2.189/FG-3/tree_4118314302 Filesystem 1M-blocks Used Available Use% Mounted on 10.53.2.189/FG-3 49152 31078 18074 63% /t/10.53.2.189/FG-3
ハードリミットが指定されている場合、NFSクライアントでは次のようにスペース使用量が計算されます。
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合計スペース使用量=ツリーのハードリミット
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空きスペース=ハードリミットからqtreeのスペース使用量を引いた値 ハードリミットが指定されていない場合、NFSクライアントでは次のようにスペース使用量が計算されます。
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スペース使用量=クォータ使用量
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合計スペース=ボリューム内のクォータ使用量と物理的な空きスペースの合計
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SMB共有からは、Windowsエクスプローラーを使用して、合計スペース使用量、使用可能なスペース、および使用済みスペースを表示します。
SMB共有では、スペース使用量の計算に関する次の考慮事項を理解しておく必要があります。
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使用可能な合計スペースの計算では、ユーザーおよびグループのユーザークォータ ハードリミットが考慮されます。
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ツリークォータ ルール、ユーザークォータ ルール、グループクォータ ルールの空きスペースの中で最も小さな値が、SMB共有の空きスペースとみなされます。
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SMBでは合計スペース使用量が一定ではなく、ツリー、ユーザー、グループの中で最も小さな空きスペースに対応するハードリミットによって決まります。
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FlexGroupボリュームでのルールと制限の適用
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ターゲットのクォータ ルールを作成します。
volume quota policy rule create -vserver vs0 -policy-name quota_policy_of_the_rule -volume flexgroup_vol -type {tree|user|group} -target target_for_rule -qtree qtree_name [-disk-limit hard_disk_limit_size] [-file-limit hard_limit_number_of_files] [-threshold threshold_disk_limit_size] [-soft-disk-limit soft_disk_limit_size] [-soft-file-limit soft_limit_number_of_files]
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FlexGroupボリュームのクォータ ターゲットのタイプとして
user
、group
、またはtree
を指定できます。 -
FlexGroupボリュームのクォータ ルールを作成する際に、ターゲットとしてパスを指定することはできません。
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FlexGroupボリュームに対して、ドライブのハードリミット、ファイルのハードリミット、ドライブのソフト リミット、ファイルのソフト リミット、しきい値制限の各クォータを指定できます。
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次の例では、ユーザー ターゲット タイプにデフォルトのクォータ ルールを作成します。
cluster1::> volume quota policy rule create -vserver vs0 -policy-name quota_policy_vs0_1 -volume fg1 -type user -target "" -qtree ""
次の例では、qtree1という名前のqtreeにツリー クォータ ルールを作成します。
cluster1::> volume quota policy rule create -policy-name default -vserver vs0 -volume fg1 -type tree -target "qtree1"
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指定したFlexGroupボリュームのクォータをアクティブにします。
volume quota on -vserver svm_name -volume flexgroup_vol -foreground true
cluster1::> volume quota on -vserver vs0 -volume fg1 -foreground true
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クォータの初期化の状態を監視します。
volume quota show -vserver svm_name
FlexGroupボリュームの状態が
mixed
と表示される場合、まだすべての構成ボリュームの状態が同じになっていません。cluster1::> volume quota show -vserver vs0 Scan Vserver Volume State Status --------- ------------ --------------- ------ vs0 fg1 initializing 95% vs0 vol1 off - 2 entries were displayed.
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クォータ レポートを表示してアクティブなクォータがあるFlexGroupボリュームを確認します。
volume quota report -vserver svm_name -volume flexgroup_vol
FlexGroupボリュームについては、
volume quota report
コマンドでパスを指定することはできません。次の例は、FlexGroupボリュームfg1のユーザークォータを表示します。
cluster1::> volume quota report -vserver vs0 -volume fg1 Vserver: vs0 ----Disk---- ----Files----- Quota Volume Tree Type ID Used Limit Used Limit Specifier ------- -------- ------ ------- ----- ----- ------ ------ --------- fg1 user * 0B - 0 - * fg1 user root 1GB - 1 - * 2 entries were displayed.
次の例は、FlexGroupボリュームfg1のツリークォータを表示します。
cluster1::> volume quota report -vserver vs0 -volume fg1 Vserver: vs0 ----Disk---- ----Files----- Quota Volume Tree Type ID Used Limit Used Limit Specifier ------- -------- ------ ------- ----- ----- ------ ------ --------- fg1 qtree1 tree 1 68KB - 18 - qtree1 fg1 tree * 0B - 0 - * 2 entries were displayed.
クォータ ルールとクォータ制限がFlexGroupボリュームに適用されます。
使用量が設定されているハードリミットを最大5%超過するまで、クォータが適用されず、後続のトラフィックが拒否されないことがあります。